2016/11/30

経済学科スポーツマネジメントコース生が活躍!福山市と広島ドラゴンフライズとの取り組み

こんにちは。学長室ブログメンバーの経済学科スポーツマネジメントコース藤本倫史です。今回は本ゼミの2つの活動についてご紹介したいと思います。


まずは福山市スポーツアンケート調査報告会です。

今年度、私は福山市からの要請で、受託研究を行っています。内容としては、来年度から10年間実施される福山市のスポーツ振興基本計画を策定するための市民アンケートの分析や、これまでの計画の取り組みの検証や提言などを含めた報告書の作成です。


同時に私は、国際経済学科の藤本浩由講師とともに中核市のスポーツ振興に関する研究を行い、所属する学会で研究発表も行いました。




そこで、今回、本ゼミの3年生にアンケート調査のデータ入力や報告書作成の補助を行ってもらいました。その中で、福山市様のご厚意で、福山市スポーツ振興基本計画懇話会でゼミ生が発表する機会をいただきました。

リーダーの西形郷君と副リーダー田邉大貴君を中心に発表資料を作成し、プレゼンテーションを実施しました。委員の皆さんの前で緊張しましたが、無事に終えることができました。アンケート調査のデータ入力や報告資料の作成など非常に大変だったと思いますが、学生の資料作成能力とプレゼンテーション能力がとても向上したと確信しています。

次に、11月26日、27日にローズアリーナで開催された広島ドラゴンフライズ対鹿児島レブナイズ戦に、ゼミ生がブース出展と試合運営補助、アンケート調査を行いました。そのご報告をします。



昨年に引き続き、広島ドラゴンフライズ様にお世話になりました。今年からプロバスケットボールリーグは2リーグから1リーグに統一され、Bリーグというリーグで運営・試合開催が行われています。

今回は自ら企画をし、リーダーである浦川稚弓さんと副リーダーの大島純哉君を中心にSNSフォトブースを出展しました。


お客さんに自らSNSで発信してもらうために、選手のユニフォームやグッズを身につけてもらい、写真を撮影し、FacebookやTwitterで発信。楽しみながら試合をPRしてもらう企画を考えました。学生たちは授業の合間に、ブース出展のための作業を頑張りました。



そして、土日合わせてブースには、約300人ものお客様にご来場いただきました!誠にありがとうございました。また、学生たちはそれだけでなく、試合運営の補助も行い、広報、チケット、会場案内など様々な役割を経験することができました。さらに、今年も観客の方々には観戦動機やファンサービスに関するアンケート調査を実施しました。この結果はドラゴンフライズのサービスや本学の卒業論文に活かされます。



試合も広島ドラゴンフライズが2連勝し、福山の皆さんも会場を盛り上げていました!



このような機会をいただいた広島ドラゴンフライズの皆様とブースター(ファン)の方々に御礼申し上げます。



今回の企画では、企画力と実践力を身につけてもらいました。このような形で大学の授業やゼミで学んだことを、現場で実践的に発揮していく機会を提供し、学生たちの色々な力を引き上げることができればと考えています。


学長から一言:講義の内容を実践に結びつける、素敵なアクティブ・ラーニングの場でした!!!学生の皆さん、いろいろがんばっていますねッ!





2016/11/29

学長と学生の懇談会 第5回

こんにちは。学長の松田です。

11月25日は、今年度の懇談会の最終回で、意欲あふれる9人の学生の来訪があり、とても楽しい会でした。人間文化学部心理学科1年生1人、生命工学部海洋生物科学科2年生4人、薬学部1年生1人(ちょっと遅れたので、写真に撮れていません。ごめんなさい)、薬学部5年生3人です。

全員です。まだ緊張です。

教員等はこの4人。

緊張がほぐれてきました。

60人の部員を束ねるストリートダンス部長と部員3名からの、「練習場がほしい」という切実な訴えは、総務担当松浦副学長の心を動かしたかな???

海洋生物学科の4人も、それぞれ専門を生かした夢を大切に育てようとしていましたね。
心理学科の1年生は、国家資格として新しく出来た公認心理師の資格取得とそれを生かした将来の仕事を、もうしっかり見据えていました。パイオニアとして、大変でしょうががんばって!

薬学部のふるさと実習を終えて帰ってきた5年生の皆さんは、もう社会人の片鱗を漂わせ、とても輝いていました。先輩達の話しを聴いていた1年生が「がんばらなくっちゃ! がんばります!」と、帰り際に私に何度も言っていましたよ。

さて、今年の懇談会でも、学生の皆さんのたくさんの夢や抱負や希望を知ることが出来ました。それらが実現できるように、私たち教職員も支援に力を入れますね!

2016/11/28

「卒業生による学生のための業界説明会」を開催!

学長室ブログメンバー、就職課長の千葉です。

平成28年11月26日(土)JR福山駅前の宮地茂記念館で「卒業生による学生のための業界説明会」が開催されました。

昨年度から学生の就職活動は、企業が3月に広報活動を開始し、6月から採用活動を行う旨の申し合わせをしていることから、学生の企業研究期間は短くなっています。

大学での4年間のために高校生は3年間かけて準備していますが、大学卒業後の一生をかける就職については十分な準備がなされていないのが現状です。

そのような中、福山大学全学同窓会連合会主催で社会で活躍されている卒業生の皆様に業界説明会を開催していただけることになりました。



福山大学全学同窓会連合会会長田村薬学部教授による挨拶で会は始りました。



学生達は卒業生の方たちへの感謝の念を持って、田村教授の挨拶を聞いています。


福山大学学友会会長で生命工学部3年の門野直人君が卒業生の方々へお礼を述べました。

 
            

13時すぎから説明会が開始されました。

金融機関、製造業、サービス業、林業、漁業、公務員、病院など様々な企業にお勤めの卒業生約110名、全58業種の方に参加いただきました。


参加した学生は約120名。1人平均3~4社の企業ブースを訪問し、業界の強みや就活中の苦労話を聞いたり、熱心にメモをとったり、質問をしていました。


3時間30分の時間内に、7社の企業を訪問する積極的な学生もいました。

学生アンケートでは、
・ 同じ学部の卒業生の話は参考になる
・ 営業職の大変さとやりがいを知ることができた
・ 明確でなかった自分の未来のイメージが少し見えた
・ あまり興味を持っていなかった企業でも、聞いてみると案外面白い会社が多かった
・ 仕事を選ぶにあたって大事なことを聞かせていただいた
など、身近な先輩の話を聞くことで、就職に向けた意識が高まったようでした。


来年の第3回目は学生や卒業生の意見も取り入れ、さらに充実した研究会にしたいと思います。


最後になりましたが、本学で勤務する卒業生の皆様には、運営にご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。


学長から一言:26年度卒業生が、27年度卒業生と来ている企業がありましたが、27年度卒業生の「堂々ぶり」には、感心するやら、うれしいやら。。。入社後8ヶ月の27年度卒業生も、しっかりがんばっていました。。。1期生から38期生まで参加してくれました。。。感謝!感謝!感謝!






日本動物学会奨励賞受賞を学長に報告(生物工学科 佐藤)

こんにちは。学長の松田です。今日は、元ブログスタッフでもある生物工学科 佐藤淳准教授からの報告です。

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先日の学長室ブログでも報告させていただきましたように、11月17日(木)に沖縄コンベンションセンターにおいて、日本動物学会奨励賞を受賞しました。その件を学長に報告するために賞状とポスターを持って学長室を訪問しました。

学長室ブログ:生物工学科 佐藤淳 准教授 日本動物学会奨励賞を受賞!

まずは、簡単に研究内容を説明するとともに、テンちゃんなど福山大学キャンパス内の動物たちが受賞講演や受賞ポスターで活躍したことなど紹介しました(テンちゃんについては学長室ブログ[1][2][3][4]参照)。
松田学長に研究内容を説明する佐藤
せっかく撮っていただいたのでもう一枚説明の様子
この場をお借りし、少しだけ研究を紹介させていただきますと、私は4つの視点から哺乳類の進化と絶滅の裏側にあるメカニズムを解明する研究を行ってきました。

分子系統学では、DNA塩基配列情報に基づいて、哺乳類の類縁関係に関する研究を行い、例えば、広島市安佐動物公園との共同研究でレッサーパンダの進化的由来を明らかにしました(こちらの学長室ブログもどうぞ)。また、最近では、今年の8月にキューバソレノドンの由来を明らかにして国内外の各種メディアにも取り上げられました。

分子進化学では、遺伝子の進化に着目し、例えば、アザラシやアシカの旨味物質を検出する遺伝子が“死んでいる(偽遺伝子化している)”ことを明らかにしました。つまり、餌をかまずに飲み込むことで味を感じる必要性が低下している可能性があるのです。

系統地理学では、テンちゃん含むニホンテンの祖先がいつどこから日本列島に入り込んだのかなどの個別研究から始まり、最近では、日本の陸生哺乳類60種余りの起源をまとめて総説を書きました。近々出版予定です。英文で68ページありますが、是非多くのみなさまからご意見をいただきたいです。特に若い人には是非挑戦していただきたいです。

保全遺伝学では、生息地の分断化と隔離が哺乳類の遺伝的多様性に与える影響を調べています。福山大学キャンパスを使ったアカネズミの遺伝的多様性に関する研究では、数十年の隔離が遺伝的多様性の低下を引き起こすことを明らかにしました(こちらの学長室ブログ[1][2]をどうぞ)。そして、高い島の絶滅率の要因を理解するために、瀬戸内海島嶼のアカネズミの遺伝的多様性に関する研究も行っており、島嶼集団の遺伝的多様性の低下と島嶼集団間の遺伝的分化を明らかにしました(先月、論文が受理されましたので追ってどこかで紹介します)。受賞講演では、瀬戸内海島嶼は絶滅メカニズムを探るモデルであると主張してきました。

以上の研究に興味のある方は、是非、ポスターもご覧になっていただければ幸いです。受賞タイトルは、「哺乳類の分子系統および日本産哺乳類の起源の解明」です。今後、研究をスケールアップして動物とは何か?哺乳類とは何か?に迫っていきたいと思います。高校生のみなさーん、こんな面白いこと生物工学科で一緒に学んでみませんか?←はい、宣伝です。
受賞ポスター
そして賞状です。これまでに受賞された方の顔を思い浮かべると、その重みを感じます。この受賞ははじまりにすぎません。賞の名に恥じぬよう研究を発展させたいと思います。
証拠の品
これまでにほんとうに多くの皆様に助けられて研究を続けることができました。「サイエンスはどこでもできるからサイエンスだ」と、技術職員時代、本学科のとある先生を家まで車でお送りした際に言われたことを今は身に染みて感じます。瀬戸内には魅力が満ち溢れています。世界を変える普遍性も眠っていることでしょう。どれだけ解き明かすことができるのか。。。楽しみです。
最後に学長と一枚

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学長から一言:佐藤准教授のこの顔の輝きを見て下さい!!!これからまだまだ伸びますよ!!!がんばって!!!

2016/11/26

情報工学科が地場産業フェアに出展

学長室ブログメンバーの工学部情報工学科の池岡です。

 2016年11月19日(土) – 2016年11月20日(日)にエフピコRim7階・9階福山市ものづくり交流館にて開催されました「じばさんフェア2016 ~地場産業とデザインを楽しむ~」 に情報工学科 中道准教授のコミュニケーションデザイン研究室が出展しました.中道准教授からのレポートです.

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 「じばさんフェア2016」は,(一財)備後地域地場産業振興センターが,新たなビジネスチャンスの創出や,新製品開発,新事業展開などを支援することを目的として開催しているものです.地域企業や大学・研究機関の展示,地場産品の全国物産の即売,地場産業の実演・体験,飲食,ステージ,デザインセミナーなど盛りだくさんの内容でした.


 じばさんフェア2016

 産学連携推進エリアの中央3ブース分というエリアの顔ともいえる場所にて本研究室の研究成果を展示させていただきました.そのため,3年生・4年生を中心に前日から準備作業に追われました.

当日の展示の様子

 最も人気のあったのは、遠目からも目立つ「PIKAPIKA+(ピカピカプラス)」
光の玉を操って,グーで描かれる光のラインでお絵かきします.裏側には研究室で開発された指差しによるポインティング技術が隠されています.

子供に大人気のPIKAPIKA+(ピカピカプラス)

 次は大人の方が関心を示した移動経路の可視化です.GPSを使って移動経路を記録するだけでなく,迷いボタンが付いていて,迷ったタイミングを記録できます.昨年度,福山市とともに調査した,福山駅から福寿会館までの調査結果を展示し,実験参加者の動きから明らかになった問題点などを説明しています.この技術,工学部が文部科学省より委託されている 「学校施設の防災力強化プロジェクト(H28)」においても利用し,現在まさに実験を実施しております.

移動経路の可視化の展示

移動経路を記録する端末について説明中

 これは大学祭で大学会館の中で実施した「見えない迷路」,それを実際に体験したお客様の目線で記録した動画になります.何が見えないって迷路の壁がないのです,でも端末を持っている人には壁にぶつかったことが知らされます.もとは企業との共同研究で建物内の避難誘導技術として開発していたものですが,エンターテイメントにも使えるということで作成したものです.このときにも来ていただいた大学祭で体験された地元企業の方々から,「最新技術を体験できる大学らしいコンテンツだった」とお褒めの言葉をいただきました.

「見えない迷路」の体験動画

説明に奮闘する3年生たち

 今回はおもに3年生が説明し,それを4年生・大学院生がフォローするといった形で展示をおこないました.3年生は多くの来場者からの質問を受ける中で、説明することの難しさを知るとともに,研究の理解が深まったこと、これが一番の収穫だったようです.

 学生の皆さんが積極的に動いている姿を見て,指導教員は安心して子供とスタンプラリーや福山平成大学看護学部が実施していた血圧検査(実年齢よりも2歳若かったです)を楽しむことができました,ありがとうございました.

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学長から一言:面白いですね-。。。めちゃ、面白い!!!3年生にとってもすばらしいアクティブ・ラーニングの場でした!!!

2016/11/25

カリフォルニア大学で行った「英語・アメリカ文化研修」の修了報告


みなさん、こんにちは。学長室ブログメンバーの国際交流課、神原です。

本学の協定大学であるアメリカのカリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)で今年の夏に行われた「英語・アメリカ文化研修」に参加した8名の学生が学長室を訪れ、松田学長に修了の報告を行いましたので、今日はその様子をお伝えします。

研修の様子については、こちらこちらを見てください!


まずはじめに、UCR発行の修了証書と成績表を松田学長から受け取りました。続いて、福山大学からの奨学金も受け取りました。

この奨学金は、研修を無事修了させることができれば受け取れます。今年は、見事全員受け取ることが出来ました!

海外に初めて行く学生もいましたが、8人で協力し、充実した研修になったようです。この研修を機に、もっと英語を勉強しようと決意した学生もいました。

3週間もしくは4週間と短い研修期間ですが、 出発前は緊張で心配そうな表情だった学生も、このたび学長室を訪問した時には、頼もしくみえました!



最後、岩本国際センター長も一緒に記念撮影をしました。


学長から一言:学生の皆さん、ほんの数週間の海外研修で、しっかり成長して帰ってきましたねッ!よい成績での修了、おめでとう! 前半と後半に付き添った、経済学科の藤本助教と坪根秘書主任も、それぞれ託された任務遂行を含め、お疲れさま!

2016/11/24

生物工学科 佐藤淳 准教授 日本動物学会奨励賞を受賞!

こんにちは。学長室ブログメンバー、生物工学科・ワイン醸造所長の吉﨑です。

本学科の佐藤淳 准教授が、日本動物学会 奨励賞を受賞しました! 11月14-19日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)および沖縄コンベンションセンターで開催された第22回国際動物学会・第87回日本動物学会への参加レポートが佐藤准教授から届きましたので、授賞式・受賞講演の様子とともに伝えてもらいましょう。

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こんにちは、佐藤です。久しぶりに学長室ブログに帰ってきました。

このたび、日本動物学会から奨励賞という栄誉ある賞をいただくことができ大変うれしく思っております。地方の私立大学からの受賞は初めてですので、少しでも本学に貢献することができたことを誇りに思っております。

さて、今回の学会は国際動物学会との合同大会で、海外からも多くの方が参加されました。開催地は沖縄で、実は私の学会デビューの地です。前半戦は沖縄科学技術大学院大学(OIST)で、後半戦は宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されました。

OISTでは驚きの連続でした。世界的に一流の研究もさることながら、大学の立地、研究内容の展示手法、アメニティ、どれをとっても素晴らしいものでした。こんなところで研究してみたいと誰もが思ったことでしょう。OISTにいると、ヨーロッパかどこか異国の地にいる気がしてきます。
OISTの講義棟からの眺め
秋篠宮殿下もご臨席されるなか学会 開会式が始まりました。学会では午前中に著名な動物学者によるプレナリーレクチャーが組まれており、エキサイティングなものばかりでした。
ここでプレナリーレクチャーが行われました。
部屋を移動する間、研究に関する展示を見ることができましたが、こんな展示の仕方があれば高校生や大学生にとっても魅力的だなぁと思いました。福山大学でもいかがですか?(てきとーなことを言ってすみません。)
いざ、講義棟へ。異次元空間にたどり着きそうな感じです。
このように壁には研究紹介の映像が流れ続けています。おしゃれ!
OISTでの前半戦を終え、会場が宜野湾市の沖縄コンベンションセンターに移りました。そこで、今回の授賞式と受賞講演がありました。ほんとに多くの皆さんに私の研究を聞いていただくことができ光栄でした。
授賞式の様子
受賞講演では、これまでに行ってきた哺乳類に関する研究についてまとめて話をさせていただきました。少し細かく言うと、分子系統学、分子進化学、系統地理学、保全遺伝学の4つの視点から研究を進めてきました。
受賞講演の様子
口頭での講演のほかにポスターでも研究紹介を行いました。国際学会ということもあり700以上のポスターがあり会場は大変な賑わいを見せておりました。
ポスター会場
受賞ポスター。興味のある方は17号館の私の部屋の前まで。
学部の4年生のときから数えると17年研究をしたことになります。私は早くからここで働き始めましたので、私のデータのほとんどは福山大学にいた14年で出したことになります。今回の受賞は、学生に恵まれたこと、そしてこのような基礎研究を行うことに対して大きな目で見ていただいた生物工学科の先生をはじめ本学の皆さんのおかげであると思っております。この場をお借りし感謝申し上げます。小さいものに嘆くより小さいものを大きくしたい。


学長から一言:佐藤淳准教授の仕事には、門外漢で分からないなりに、いつも注目してきました。。。注目のしがいがあったようです。。。大きな賞を、おめでとうございます。。。「小さいものに嘆くより小さいものを大きくしたい」には泣かされました!!!

2016/11/22

学長と学生の懇談会 第4回

こんにちは。学長の松田です。

11月17日は、10人の学生の来訪で大変盛況でした。人間文化学部心理学科3年生3人、1年生3人、メディア・映像学科4年生1人、工学部情報工学科3年生2人、生命工学部海洋生物科学科1年生1人です。


全員です

元気いっぱいの留学生も1人


教員等はこの5人

卒業研究で作成中の素敵な映像作品を見せてくれた人、力を入れているボランティア活動について説明してくれた人(一人は、ラオスの子ども達への支援活動)、フットサルの同好会を通じて学部を超えての友人関係を広げて視野を広げようとしている人、将来警察官出来れば科捜研に就職したいという目標を持って体育系の部活に励みながら進路を考えている人、発達障害の子ども達の支援を仕事としたいと関係したボランティア活動やアルバイトを考えている人、日本で学んだことをしっかり生かして将来はあれもこれもと意欲満々の留学生、逆に在学中に一度は日本の外に出て学びたいけど、どうしようかと迷っている人。。。たくさんの夢や希望や迷いを語ってくれました。。。私の胸にも、久しぶりに若い頃の夢がよみがえって、ちょっとしょっぱい味。。。そして情報工学科からの2人は、「大学をよりよくするための提案」を書面で用意してきました。施設設備関係がほとんどなので、妥当(!)なもので可能(!)なものについては、出席していた吉留事務局長がさらに詳しく事情を尋ねて検討してくれるでしょう。

さて、今年の懇談会も、某学部長から特に要望のあった追加の11/25(金)で終わりです。学生の皆さん、お待ちしています。

2016/11/21

税務会計学科のアクティブ・ラーニング~「地域調査」の工場見学・社会見学~

学長室ブログメンバーの張楓経済学部税務会計学科)です。税務会計学科で後期授業「地域調査」の一環として実施している工場見学・社会見学の様子を紹介します。
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「地域調査」は経済学部税務会計学科において2012年度から開講されており、今年で5年目です。その目的は、福山・尾道・府中・三原を中心とする備後地域の経済・社会の過去・現在・未来に関する疑問を、学生自身による学外訪問調査により解決することにあります。学生を主体とする演習形式をとり、事前学習や訪問調査、発表、討論を実施することにより、地域への関心を高め、専門科目への橋渡しとしても期待されています。

2014年度後期から私が担当することとなって以来、クニヒロ株式会社、永和国土環境株式会社、株式会社シギヤ精機製作所高橋工芸株式会社株式会社オオニシなどを調査の対象としてとりあげてきました。

2016年度後期の「地域調査」では、より多くの学生に備後地域の面白さや醍醐味に関心を持ってもらえるように、本来の目的である調査に先立って、まず学生を引率しての工場見学と社会見学に重点を置くことにしました。
 
後期授業の参加者数は計14名(留学生1名)で前期より大幅に増えました。
後期授業の前半に実施した3カ所の工場見学・社会見学を紹介します。
105日にカイハラ株式会社本社工場、1019日に広島県立歴史博物館
112日に株式会社エフピコの福山リサイクル工場を見学しました。

(1)105日、カイハラ株式会社本社工場見学と藍染体験

スクールバスでカイハラ(株)本社工場に到着
カイハラ(株)担当者の説明を受ける
工場見学の後、藍染を体験
白いハンカチに染めるデザインを決める
指導を受けての藍染
アイロンをかけた素晴らしい出来栄え
備後絣からデニム生産へのカイハラ社の沿革に耳を傾ける
 (2)1019日、広島県立歴史博物館見学


山本学芸員による歴史博物館の沿革と運営の説明

普段みられない博物館のバックヤード(1)
普段みられない博物館のバックヤード(2)
普段みられない博物館のバックヤード(3)

 常設展の「草戸千軒」を見学
 (3)112日、株式会社エフピコの福山リサイクル工場の見学

スクールバスで工場に到着
担当者が会社の歴史とリサイクルの取り組みについて熱く語りかける
福山リサイクル工場の広大な敷地
リサイクル工場内部写真(1)
リサイクル工場内部写真(2)
記念撮影

カイハラ(株)、広島県立歴史博物館、(株)エフピコのご協力に心より感謝申上げます。学生に対する担当者の熱いまなざしと強い期待から、備後地域のポテンシャルの高さのみならず、現場をみて地域をもっと知ってほしいとの「地域調査」授業の方向性の正しさが感じ取れましょう。


 授業の後半に、藺草植え付け体験・畳生産現場の見学や株式会社北川鉄工所のチャック工場の見学などを予定しています。


学長から一言:地域に生活していながら地域企業を知らない、という状況を少しでも克服するところから、地域の経済学、地域企業の経営学が始まりますね。。。1年次生対象のこの授業、このアクティブ・ラーニングの成果に期待していま~す!!!