2016/11/10

JSTの新技術説明会でスマートシステム学科教授、研究成果を発表!

こんにちは、学長室ブログメンバーの社会連携センター 中村です。

11月1日に科学技術振興機構(JST)東京本部別館で開催された新技術説明会での発表報告です。

新技術説明会は、大学、高等専門学校、国立研究開発法人の研究成果(特許)を実用化(技術移転)させることを目的として、新技術や産学連携に興味のある企業関係者に向けて、研究者(=発明者)自らが直接プレゼンする研究成果(特許)の説明会です。

科学技術振興機構(JST)が産と学の出会いの場を用意し、説明会を主催する各研究機関がこの場で出会った産と学とをマッチングへと導くものです。

説明会を主催した研究機関は、中国地域産学官連携コンソーシアム(さんさんコンソ)で、文部科学省のイノベーションシステム整備事業に採択された岡山大学・鳥取大学が中心となり事業を継続しています。

福山大学は、この中国地域産学官連携コンソーシアムの参加校であることから、新技術説明会で発表しました。

今回は、工学部スマートシステム学科仲嶋一教授が、「音響システムにより、看護師、介護士を支援するナースコールシステム」を発表しました。

この新技術は、超音波を用いた音響システムと2次元的音情報分析システムを併用することによって、病院の複数人いる相部屋などで、特定の患者にしか聞こえないようなプライベート音空間を形成するものです。

現在、患者との対話はベッドに設置された子機で行われるため、対話音が他患者へ直接聞こえるので他患者の安静を妨げる場合がありますが、これによって安静で快適な療養や介護環境が創造できます。

また、現在、患者の状態の把握に場所を取る種々のセンサを設置していますが、音響システムより得られる2次元的時間的音情報分布を人工知能により解析して患者の状態、徘徊動作などを検出することを目指しており、実現すれば看護・介護者を支援する力強いシステムとなります。

この新技術が実用化されれば、比較的重篤または高齢の患者用ベッドや特別養護老人ホーム等の療養ベッド、小児病棟のベッドなどで利用できるものと思われます。

新技術説明の発表のあと、3社から個別相談の申し込みがありました。




相談時間は3社とも15分に決められており、十分な相談が出来ませんでしたが、後日、3社とメールで日程調整等を行って相談日を決めている最中です。

また、この研究は現在、福山平成大学看護学部看護学科との連携も実現し、看護の専門家との協働で、現場の声に則した活きた進展となりつつあります。

本学の社会連携(貢献・協力)活動は、人材育成、学術研究による地域社会全体の発展への寄与、さらには教育研究活動から得られる知識、技術、教育上のノウハウを社会還元することを主目的としています。

今回の新技術説明会での発表が、技術の社会還元の基となる産学連携のマッチングに繋がればと思っております。


学長から一言:この研究には、個人的にもとても注目しています。。。看護・介護者を支援する力強いシステムに早く育つことを、心から期待していま~す!!!