2016/11/21

税務会計学科のアクティブ・ラーニング~「地域調査」の工場見学・社会見学~

学長室ブログメンバーの張楓経済学部税務会計学科)です。税務会計学科で後期授業「地域調査」の一環として実施している工場見学・社会見学の様子を紹介します。
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「地域調査」は経済学部税務会計学科において2012年度から開講されており、今年で5年目です。その目的は、福山・尾道・府中・三原を中心とする備後地域の経済・社会の過去・現在・未来に関する疑問を、学生自身による学外訪問調査により解決することにあります。学生を主体とする演習形式をとり、事前学習や訪問調査、発表、討論を実施することにより、地域への関心を高め、専門科目への橋渡しとしても期待されています。

2014年度後期から私が担当することとなって以来、クニヒロ株式会社、永和国土環境株式会社、株式会社シギヤ精機製作所高橋工芸株式会社株式会社オオニシなどを調査の対象としてとりあげてきました。

2016年度後期の「地域調査」では、より多くの学生に備後地域の面白さや醍醐味に関心を持ってもらえるように、本来の目的である調査に先立って、まず学生を引率しての工場見学と社会見学に重点を置くことにしました。
 
後期授業の参加者数は計14名(留学生1名)で前期より大幅に増えました。
後期授業の前半に実施した3カ所の工場見学・社会見学を紹介します。
105日にカイハラ株式会社本社工場、1019日に広島県立歴史博物館
112日に株式会社エフピコの福山リサイクル工場を見学しました。

(1)105日、カイハラ株式会社本社工場見学と藍染体験

スクールバスでカイハラ(株)本社工場に到着
カイハラ(株)担当者の説明を受ける
工場見学の後、藍染を体験
白いハンカチに染めるデザインを決める
指導を受けての藍染
アイロンをかけた素晴らしい出来栄え
備後絣からデニム生産へのカイハラ社の沿革に耳を傾ける
 (2)1019日、広島県立歴史博物館見学


山本学芸員による歴史博物館の沿革と運営の説明

普段みられない博物館のバックヤード(1)
普段みられない博物館のバックヤード(2)
普段みられない博物館のバックヤード(3)

 常設展の「草戸千軒」を見学
 (3)112日、株式会社エフピコの福山リサイクル工場の見学

スクールバスで工場に到着
担当者が会社の歴史とリサイクルの取り組みについて熱く語りかける
福山リサイクル工場の広大な敷地
リサイクル工場内部写真(1)
リサイクル工場内部写真(2)
記念撮影

カイハラ(株)、広島県立歴史博物館、(株)エフピコのご協力に心より感謝申上げます。学生に対する担当者の熱いまなざしと強い期待から、備後地域のポテンシャルの高さのみならず、現場をみて地域をもっと知ってほしいとの「地域調査」授業の方向性の正しさが感じ取れましょう。


 授業の後半に、藺草植え付け体験・畳生産現場の見学や株式会社北川鉄工所のチャック工場の見学などを予定しています。


学長から一言:地域に生活していながら地域企業を知らない、という状況を少しでも克服するところから、地域の経済学、地域企業の経営学が始まりますね。。。1年次生対象のこの授業、このアクティブ・ラーニングの成果に期待していま~す!!!