2015/08/10

第13回 因島種苗生産技術交流会 開催!

8月6日と7日の2日間に渡って、毎年恒例の「因島種苗生産技術交流会」が福山大学で開催されました。
 
この交流会は今年で13回目を数えます。
本学の産学連携を代表する交流会の一つで、当初は福山大学因島キャンパスで開催されていましたが、その後の参加者の増加に伴い福山大学本学の大講義室を利用して開催されるようになりました。

福山大学社会連携センター担当の冨士副学長から開会の挨拶
本会では有用魚の種苗生産に関する研究発表がプログラムされ、大学や研究諸機関ならびに種苗生産企業の研究者など全国から多彩な講演者が集まり、毎回の参加者も多く、今回はおよそ150名の方が出席されました。

今回も多数の方々が参加されました
テーマは毎年掲げられ、各回の内容に沿った研究成果や今後の課題などが発表されます。種苗生産に関わる関係者間で情報を共有し、議論する場として活発な交流が行われています。
また、口頭による研究発表のみならず、より密度の濃い議論が行えるポスター発表も企画されており、福山大学海洋生物科学科の学生にとっても有意義な学びの場となっています。

今回の集中課題テーマは「養殖用クロマグロ人工種苗生産のこれまでとこれから」で、クロマグロの完全養殖や選抜育種の取り組み、種苗生産の技術的課題などについて討論がなされました。
また、「種苗生産技術の最近の展開」としてマサバの完全養殖やマダイの成長選抜育種にに関する最新の研究報告がありました。


種苗生産研究発表の一コマ

この因島種苗生産技術交流会は、研究諸機関と企業との連携を図り、更なる種苗生産技術の向上と、ひいては水産増殖の益々の発展へと繋がる場として、今後も期待される交流会であると言えます。

(海洋生物科学科 Kenji♪)


学長から一言:瀬戸内に面する福山市にある福山大学としては、因島キャンパス内の内海生物資源研究所を中心に、魚の種苗生産研究はとても重要です。。。地域にとっても。。。日本の国にとっても!