日本はめっきり寒くなってきましたが、今日は常夏のバリ島で半年間のインターンシップに参加している、国際経済学科3年生の吉村麟太朗君のインターンレポートを紹介します。
吉村君は、9月からインドネシアバリ島のクタパラディソホテルというリゾートホテルでのインターンシッププログラムに参加しています。彼が初めてのインターンなので、大変なことが多いと思います。業務のほとんどを英語でこなさなければならず、英語に関してはかなり苦戦しているようです。また、現地の大学に通って英語の勉強もしているので生活はかなりハードです。
バリでは伝統のあるクタパラディソホテル |
以下、吉村君のレポートを紹介します。
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私はクタパラディソホテルで週6日、1日8時間のインターンシップを行い、デンパサールにあるサラスワティ外国語大学で週2日2コマずつ、計4コマ授業を受けています。
バリ島に来て感じることは、日本がとても便利で、日本人があまりにも英語ができないことです。バリ島では街にいるほとんどの人が、英語を話すことができ、ホテルのお客さんもネイティブやインド人はもちろんのこと、中国人、インドネシア人 でもしっかり英語でコミュニケーションを取ることができます。外国の人たちからは「日本人はなぜ英語を学校で勉強しているのに英語が話せないの」と何度も聞かれ、そのたびに、日本の英語教育がとても遅れていることを実感しました。
ホテルの仕事は、レセプションとレストランを中心に働いています。日本の仕事とは違い、時間に追われることはなく、リラックスして楽しく仕事をしているように見えます。どちらがいいのかはわかりませんが、今の日本が見習わなければならない部分がたくさんあると思いました。
現地の陽気なスタッフと |
大学の授業も英語学科の英語の授業なので、まわりの友達のレベルが高く、差を感じてしまい、クラス内での発表はとても苦しいです。しかし、クラスのみんなは私が失敗しても笑わず、真剣に話を聞いてくれ、とても熱心にアドバイスしてくれます。
はじめの1ヵ月は本当につらい1ヵ月でしたが、人との繋がりの大切さを改めて実感することができ、私自身とても成長できたと思います。
ホテルで働いていると色々な国の人々と話をする機会があります。私は小学校のころから野球をしていて、今でも野球が大好きなのですが、ベネズエラ人のお客様が来られたときに、「野球は好きですか」と聞いてみたところ、すごく野球フアンのお客様で、野球のことや自分の仕事のことなどいろいろ話してくださいました。その後もそのお客様は写真を見せてくれたり、会うたびに挨拶をしてくれたりと野球一つだけでこんなにも他国の人とつながれるものなのだと感じ、人と人の心には国境などないということを肌で実感できました。海外インターンシップでえられるものは言語だけではないことがよくわかりました。
当初の目標である「ネイティブのお客様と英語で会話ができるようになる」は、このまま持続するとして、今から本格的にインドネシア語の勉強を始めようと思います。
このつらい経験、楽しい経験が私自身の将来につながるように今を精いっぱい頑張ります。
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はじめての海外経験がいきなり半年間のインターンシップということもあり、しんどい思いもいっぱいしているようですが、いろいろな人に助けられているようです。野球で鍛えた体力と精神力で、問題を一つづつ解決することによって、一回り成長して帰国してくれるものと期待しています。
がんばってください!
学長から一言:半年間の海外インターンシップ、とってもしんどくて、とっても学ぶことが多くて、そしてこれからだんだん、とっても楽しいことも多くなりますねッ。。。第2報が楽しみ!!