2015/12/09

爽風館で「和食」の効果に関する研究を開始!

こんにちは。 学長室ブログスタッフ、薬学部の " M " です。

本日は、薬学部の衛生薬学研究室の瀬尾誠講師(→以前の学長室ブログでご紹介しています!)が中心となって行われている日本食に関する研究について、同研究室の主宰教員の杉原成美教授に記事を書いていただきましたので、ご紹介します!

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日本食は「健康に良さそう」というイメージから、世界的な和食ブームが起きています。

2013 年には「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、また、2015年に開催された食の祭典・ミラノ万博では日本館に連日大変な数の来場者が押し寄せました。 しかし、このように世界中で和食の人気が高まっているにもかかわらず、実は、日本食が健康にいいという科学的な証拠は非常に少ない!という状況にあります。

そこで、薬学部衛生薬学研究室では、日本食がもつ効能や健康効果を明らかにするために、瀬尾講師が中心となって、「日本食摂取がストレスおよび学習効果におよぼす影響」に関する調査を、農林水産省からの委託を受けて実施することになりました。
調査方法について説明中の瀬尾講師
調査方法は、研究への協力に同意が得たられた爽風館(→以前の学長室ブログをご覧ください!)の学生の皆さんに、日本食または洋食の食事をそれぞれ 2 週間食べていただき、各食事期間の前後で唾液中アミラーゼおよびコルチゾール濃度を測定してストレスのかかり方の違いや、計算問題の解答速度や正解率から計算能力や集中力など学習効率の変化を調べます。 
学習効果への影響を調べる計算問題を解答中の協力学生
これらの調査データを解析して、日本食のストレスに対する緩和効果や学習への集中力や学習効率の向上効果があるかどうかを明らかにしたいと考えています。 日本食献立期間は12月6日~12月20日、洋食献立期間は来年1月10日~1月24日で、この間、(株)魚国総本社の栄養士の方などのご協力を得て、特別メニューの献立が用意されます。
日本食献立 第1日目の朝食
この度の調査研究から「和食」の良さを世界中にもっと強くアピールできる成果が得られることを期待しています。 調査に協力してくださる学生の皆さん、本学ならびに魚国総本社の関係各位に御礼申し上げます。 調査結果はフィードバックしますので、楽しみにしておいていただけると、とても嬉しいです。

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学長から一言:これは面白い!!こんな研究なら、協力するのもうれしいですね!!!私の専門の心理学とも関係が深いです。。。結果に期待していま~す!!!