2015/05/30

福山大学学生表彰

こんにちは。学長室ブログメンバーの学生課の前原です。

少々遅れましたが、5月22日(金)に行われた平成27年度福山大学学生表彰の報告です。

福山大学では、年3回学生表彰を行っています。
春期の学業部門のみの表彰、冬季の部門別による表彰、最後に学位記授与式での卒業生・修了生が対象となる部門別の表彰です。

今回は、春季の学業部門での表彰を行いました。

学生表彰受賞者

今回は、奨励賞で計35名の学生が受賞となり、受賞者を代表して、薬学部薬学科4年の野村彰一君が賞状と記念品を授与されました。

松田学長より賞状を授与

今回は福山大学グッズも記念品に!


今回受賞した学生の一人が「この賞は、本当に励みになります! これからも頑張ります!」と力強いコメントも言ってくれました。
受賞された皆さん、本当におめでとうございます!


学長から一言:各学科(全部で14学科) から各学年で最大1名という、難関の受賞です。学業面で、各学科のリーダーとなって、これからもがんばってくださいね!!
みんなを引っ張ってくださいね 


2015/05/29

第5回(平成27年度第1回)図書館セミナー実施!

  こんにちは。図書館の学長室ブログメンバー、Kです。

  今年度1回目の図書館セミナーを平成27年5月27日(木)に図書館ラーニングコモンズで催しました。講師には人間文化学科の脇講師、大学教育センターから竹盛講師、若松講師を招き、「本de自分史―もうすぐ絶滅するという紙の書物について―」というテーマで講演していただきました。出席者参加型のトーク対談形式で、幾度となく笑いが起こる感じで、和やかに会が進められました。参加者は学生12名と、主にブックフレンドの会(後述)20名他、計40名の参加がありました。沢山のご参加ありがとうございました。




 セミナーは脇講師が進行役を務め、竹盛・若松講師達との3人の対談形式で進められ、トークの中で、会場内の人から自由に思ったことを発言してもらうといった形で進みました。
内容は、
① 一番最初に出会った本
② 思春期に出会って感動した本
③ 自分の人生に影響を与えた本
 各1冊を講師が持ち寄り、先ずは当時なぜその本を読んだのか、読んだ理由、読んで感動した内容等についての話がありました。このなかで、シャーロックホームズの冒険やモーツアルトの伝記といったものまでが飛びだし、流石! と感動しましたが、中には、青春時代まで本には興味がなかった参加者もおり、びっくりしました。 しかし思春期に近づくにつれ、読む本の種類も多様化し、受験・恋愛等で自分を取り巻く周囲の環境の変化から、自然に本に親しむようになってきたことが面白おかしく述べられました。




 また、その一方でかつて読んだ本を読み返すと、読み返す毎に感動が全く違ったものになっていて、以前読んで感動したことに、びっくりすることが多い。一例をあげると、「沈黙」(遠藤周作)を初めて読んだ時は、同情の気持ちが多くを占めたが、年齢を重ねてくると、悪巧みを企んでいるような気持ちになった。これはなぜなのだろうか、読んだ時の気持ちや、自分の経験が 読んだ感想に表れたのではないだろうか、といったような話がありました。
 

  では、本とはいったいどういった使い方が正しいのか、といった問いかけに対し、一例として本に線を引くことについての意見が交わされました。本に線を引くなんて勿体ない、といった考え方をする参加者がいる一方、線を引くことにより、自分の物=知識になった気がする、古書を買った時も、線が引いてあれば、前の持ち主の感情が読み取れ、自分と同じ考えを持つ人がいる=うれしい、と感じる。書物を通してつながっている感じがして嬉しい、といった考え方を持つ人もおり、参加者同士でも話が弾んでいました。
  最後に、進行役の脇講師より、今後進展するであろう、電子書籍といった形になれば、書籍に対する考え方はどう変化するだろうか? といった問いかけがなされました。
それに対し、参加者から電子書籍は安く手に入るといった利点と、媒体がデータであり、持ち運びがしやすい。これに対し、冊子体はプレゼントされた時は、送ってくれた人の考え方、気持ちが伝わってきて、送った相手の気持ちがよく伝わってくる。冊子体には電子書籍にはない、もっと大切なものが込められている気がする。といった言葉で締めくくられました。



  なお、今回このセミナーに参加された一般利用者で、今津公民館、松永図書館および、一般市民からなるブックフレンドの会「布絵本手づくりボランティア委員会」が製作した、見て・聞いて・触れる「さわる布絵本」の寄贈がありました。ありがとうございました。本館カウンター前に展示しています。手にとってご覧下さい。

  次回は生命栄養科学科の枽田寛子助教による「身近な調理の科学」(2015.09.25開催予定)です。参加は自由です。奮ってご参加ください。 


学長から一言:楽しそうなセミナーでしたね。。。私はダントツ冊子体の書籍派ですが。。。最近某出版社から、「先生の著書を電子版でも出版したいがよろしいか」と問い合わせがあり、複雑~な気分。。。グスッ!

2015/05/27

福山大学開学40周年記念「喜多流能楽公演」!!

こんにちは(^o^)
学長室ブログメンバー、野球大好き小僧のK×2です。
今回は、野球の話しではなく、6月27日(土)に挙行される福山大学開学40周年記念式典の後に行われる能楽公演のご案内です。

すでに、福山大学のホームページでご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、来月の6月27日(土)には、福山大学の今年一番のイベントである「福山大学開学40周年記念式典」があります。当日の内容は、こちら
また、式典後には記念講演の他、記念公演として「喜多流能楽公演」が催されます。福山の誇る喜多流大島能楽堂の大島政允氏らに加え、人間国宝のお二方の出演もあります。またとない機会ですので、是非、ご鑑賞をいただければと思います(事前申し込みが必要です)。


福山大学は、昭和50年に開学して今年で40年を迎えます。全国的にみれば、まだまだ歴史の浅い大学かもしれません。しかし、創設者である宮地茂初代学長によって提唱された「学問のみに偏重するのではなく、真理を愛し、道理を実践する知行合一の教育によって、人間性を尊重し、調和的な全人格陶冶を目指す全人教育」を建学の精神として掲げて、教育を行ってきました。この建学の精神を今後も引き継ぎ、松田学長以下教職員全員「揺るぎなく前進」していきます!!


学長から一言:40年経つと、初期の頃の卒業生が、福山の地を中心に、全国様々な地域や組織で、リーダーとなり中核となって活躍しています。。。この機会に、すっかり壮年となって「揺るぎなく前進」している福山大学を、地域の人々にも卒業生にも、あらためて見て感じていただければ、と思います。

第1回教養講座報告 by ワイン醸造所長

こんにちは、学長室ブログメンバー、生物工学科の佐藤です。

先日行われた今年度第1回教養講座 「夢を力に!」に関して、生物工学科の吉﨑 福山大学ワイン醸造所長からの報告です。

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福山大学ワイン醸造所の吉﨑です。

去る5/22(金)、今年度第1回目の教養講座が開かれました。講師は遙々北海道よりお越しいただきましたNPO法人ワインクラスター代表理事の阿部眞久先生です。

皆さん、シニアソムリエという資格をご存じでしょうか!? 日本ソムリエ協会が認定するソムリエは有名ですが、その後さらに経験を積んだソムリエが目指す上位資格です。阿部先生は高校卒業と同時にホテルのレストランで働き、最年少でソムリエ試験に合格、さらにシニアソムリエ資格もお持ちのワインの知識・テイスティングに関するプロフェッショナル中のプロフェッショナルです。

生物工学科では昨年度より「福山大学ワインプロジェクト」を進めているところですが、昨年札幌市で開催された日本ブドウ・ワイン学会に私と山本覚教授が参加しまして、そこで阿部先生の講演を聞く機会がありました。この話をぜひ福山大学の学生にも聞いてもらいたいということで、今回それが実現したものです。

講演の内容は、タイトルの通りワイン産地としての北海道の現状と、シニアソムリエとしての資格を活かして地元自治体やワイナリーなどと協働し、北海道のワインの消費拡大やブランド力の向上といったことにご尽力され、第六次産業化の推進やワインクラスターの形成といったような現在の事業内容を、ご自身の経歴や人生に絡めてお話いただきました。また、ご自身がワインに魅せられていったきっかけ、日本ワイン(国産ワインとは違う!)の品質の高さや問題点に気付いてそれをどうにかしたいという情熱だけで疾走されてきた半生を熱く語っていただきました。

特に印象深かったお話は、高卒でレストランで働き始め最年少でワインソムリエ資格を取るなど仕事も順調でありながら、結局は勉強の必要性に迫られ働きながら大学の夜間コースに進みMBA(経営管理学修士)まで取得されたというくだりは、学生にも良い刺激になったのではないかと思います。そしてMBAで出会った仲間や恩師に支えられ、現在の「NPO法人ワインクラスター北海道」の起業に結びついたとのこと。本学の学生にはいま、勉強に専念できる恵まれた時間を過ごしていること、そしてここで培った人脈の大切さにぜひ気が付いて欲しいですね。

ワインの話としては、現在第7次ワインブームと言われ、赤ワインに含まれるポリフェノールの健康効果で一大ブームとなった前回ブーム時の消費量を上回っているとのこと。これを牽引しているのが日本産ブドウを用いて日本で加工した「日本ワイン」であるとのことです。日本ワインに対して「国産ワイン」という言葉がありますが、これは輸入した濃縮果汁を使って国内で製造したワインに使われます。ワイン醸造所長たるもの、このくらいのことは当然知っておりましたよ、ハイ。これらの区別がまだなかった頃、消費者は「日本ワイン」を飲みたくても、あるいは飲んでいるつもりでも、ほとんどが「国産ワイン(=輸入果汁を使用)」であるという問題を、阿部先生が最初に専門誌に問題提起されたとのこと(これは知りませんでした!)。現在ではこの区別も一般に知られつつありますが、それでも日本ワイン15%、国産ワイン85%の比率とのこと。まだまだ日本ワインの伸びしろがあると考えられます。

最後には学生のキャリア形成に対して示唆に富んだ話を幾つかして下さいました。石の上にも三年、阿部先生は12年で色々なことが形になってきたとのこと。また資格はただ持っていても意味がなく、それをどう使うかが重要であるということ。ビジネスの現場に出れば会社の大小ではなく個人の大小で価値が測られると。情熱をもって一つずつ下地を作って行けば自然と仲間が集まり夢は必ず叶うというようなことをおっしゃいました。そのためには日付の入った目標を口にする、人に感謝する、できない理由ではなくどうすればできるかを考えなさいと、3つの大切なことを教えて下さいました。

我々教員にとって耳の痛い話もあり、気持ちを新たに頑張ろうという気にさせられました。自分の学生時代を振り返りつつ、一人でも多くの学生にこの声が届くといいなと思いました。阿部先生、良い話をありがとうございました!


学長から一言:第1回の教養講座、学生と教職員に、夢と、覚悟と、着実な実行を促す、楽しい中にも身の引き締まる講演でした。。。実は私も、北海道産の日本ワインのフアンで~す!!


2015/05/26

あの200勝投手と座談会! ー新任教員 藤本倫史について―

こんにちは。経済学部経済学科スポーツマネジメントコースに4月から着任した藤本倫史(ふじもと のりふみ)です!
着任早々、学長室ブログメンバーに大抜擢!?!

皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。

ということで、第1回目の投稿は、自己紹介を兼ねた福山大学の私のゼミの紹介です。

私の経歴としては、大学院修了後、民間でプロスポーツ(カープやサンフレッチェなど)の研究、執筆、イベント企画などを行ってきました。
今回はその経験を活かし、早速、本ゼミの4年生とともに広島東洋カープ関連のフィールドワークとインタビュー調査、座談会を行ってきました!
まずはマツダスタジアムの見学や球団職員の方へインタビュー調査。
現在、広島東洋カープはカープ女子などのブームから昨年は過去最高の約190万人の観客動員数を誇り、今年も5月の時点で前年比の約30%増の観客動員数を記録しています。

スポーツマネジメントの基本として「勝敗とリンクさせない事業運営」があります。
いわゆるエンターテイメント産業として、「試合に負けたとしても、お客様がスタジアムへ来てよかった」と思えるかがキーポイントになってきています。
マツダスタジアムは日本唯一のボールパークとして3世代が楽しめる球場運営を行っており、開場後、チームの優勝はありませんが、年間150万人以上の観客動員を継続しています。(ファンとしては優勝してほしいですが。笑)
そのスタジアム運営やファン戦略についてゼミ生も真剣に聞き取りを行いました。
球団関係者の皆様、ご協力誠にありがとうございました。
そして、次に通算213勝を誇り、野球殿堂入りしている元広島東洋カープ投手北別府学さんと座談会!
今秋に発売予定の北別府さんの著書の取材のため座談会が設定され、「昨今のカープブーム」をテーマに熱くお話をさせていただきました。
特に面白かったのが、ご自身のブログ活用法!
北別府さんは「ブログは炎上する危険があるので、読者のコメントに返答するというのはあまりありません。しかし、あえて私はコメントに丁寧答えていきました。それが逆に注目されたのではないでしょうか?」
SNSでのファンとの交流について、とても興味深いコメント。
それ以外にも福山を舞台とした流星ワゴンというドラマに出演された秘話や福山の印象、地域活性化についても語っていただきました!
さらに就職活動中のゼミ生にも「一番好きだと思える仕事についてください!好きではないと続けられない。第一志望ではなく、第二、三希望の仕事になっても、好きになる努力をして、継続していくことが大切です。」
とこれからの若者に役立つようなコメントを多くいただきました。
出版予定の著書に、この座談会の様子が掲載される予定です。本当に楽しみです!
この著書については、秋に詳細を追ってご連絡いたします。
今回の調査はこれからの卒業論文作成、そして、人生経験としても本当に実のあるものになりそうです。
関係者の皆様、誠にありがとうございました。
藤本倫史ゼミでは文献購読などの基礎的な研究も行っていきますが、実践的なアクティブラーニングを用いてスポーツマネジメントを楽しく学んでいきたいと思っています!
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!


学長から一言:今年度は経済学部にすてきな教員がたくさん着任しました。。。こんなゼミ、入ってみたいですねッ!

2015/05/25

第4回「福山大学の桜」ミニフォトコンテスト表彰式

こんにちは。
学長室ブログライター兼フォトコンテスト事務局の石丸です。

「春の息吹」をテーマとして実施された第4回「福山大学の桜ミニフォトコンテスト」ですが、今回も多数の力作(47作品)が集まりました。ありがとうございました。
専用用紙とメールによる投票の結果、以下の作品が最優秀賞ならびに優秀賞に選ばれましたのでご報告します(優秀賞は同数により2作品となりました)。


最優秀賞「桜味のアイスが溶けた
撮影者:陳俐珊さん(人間文化学部心理学科)

投票者コメント
○構図がスバらしいと思いました!
○落ちた桜と溶けたアイスがかけてあり、儚い感がよいと思いました。
○なんとなく可愛らしさがある。
○本物のアイスみたいできれい。おいしそう。


優秀賞「季節のバトン
撮影者:石岡諒真さん(工学部建築学科)

投票者コメント
○色鮮やかで、桜の写真が多い中で目を引いた。
○タンポポに虫がとまっていて春らしい。
○タンポポと桜のコラボがすごい。
○もちろん見上げる桜が良いが、足元の花も「春が来た」と唄っている。



優秀賞「花びら盛
撮影者:小林洋平さん(大学院経済学研究科修士課程)

投票者コメント
○桜の美しさが表現されています。
○きれい!!
○美しい!
○まぶしい



また、大学会館にて表彰式が行われ、代表して最優秀賞の陳俐珊さんに表彰状と記念品が学長より授与されました。

 受賞者も緊張の面もちです
(向かって左から石岡君、小林君、陳さん)

 
最優秀賞受賞の陳さん、いい笑顔です

記念品はふくりんちゃんグッズの詰め合わせセットです

陳さんの受賞コメントには胸を打つものがありました
故郷のご家族を想う気持ちを今後も大切にしてください

 
最後に松田学長(中央)との記念写真撮影です
いい記念になりましたね


また、フォトコンテスト特別審査員の安田准教授(メディア情報文化学科)から講評をいただいていますので紹介します。

「今回の応募作品はどれも上手だなと感じていたのですが、今年の桜は足が意外に早かった分、見ている方も散った桜の印象が強かったのかもしれません。その中でも最優秀賞に選ばれた作品は、花びらの印象もありますが、背景に福大らしい桜並木もしっかり捉えられていますし、さすがと感じました。」


以上、第4回「福山大学の桜ミニフォトコンテスト」結果と表彰式のご報告でした。
それでは、次回のフォトコンでお会いしましょう!


学長から一言:今年のミニフォトコンテストの入賞者は、並み居る腕自慢の教職員を押しのけて(?)、全員学生・院生でした!!学長としては、これもうれし~い!!(教職員の皆さんが気を悪くするかな?!?)

2015/05/23

建築学科 卒業設計展 始まり!!

 こんにちは、建築学科の学長室ブログメンバーSです。今回は、現在開催している『建築学科卒業設計展』についてのご案内です。

 この催しは、工学部建築学科が主催する展示会で、今回で8回目となりました。建築学科のデザイン系の学生が4年間の学びの集大成として1年間かけて取り組む「卒業設計」で製作した模型とプレゼンテーションボードを展示するもので、建築学科の企画する一大イベントに成長しました!


  この展示は、現在、開催中の「まなびの館ローズコム」会場を皮切りにして、福山と尾道の計3会場を巡回していきます。それぞれの会期は、「まなびの館ローズコム」会場が5月28日(木)まで、第二期となる「尾道市中央図書館」会場は5月29日(金)~6月3日(水)、最後になる「宮地茂記念館」会場は6月5日(金)~29日(月)です。





この展示会の企画・運営は学生が主体となっており、教員スタッフがサポートする形で準備してきました。もちろん、会場のレイアウトやパンフレット・ポスターなどのデザインも全て学生達の手によるものです。

  今回の展示は、この春に卒業・修了した学生の9作品と、昨年の人気投票で「来年も見てみたい」と高い評価を得た4作品です。作品の内容として、「再開発」・「商店街再生」といったテーマを扱った内容が多かったことから、「ReBirth」というサブタイトルが付いています。

 

 現在開催中の「まなびの館ローズコム」会場の様子です。午前中の搬入・会場セッティングが修了すると、図書館などを利用しに来館された多数の皆様が、展示してある作品の前に足を止めて熱心に見てくださいました。会場担当学生に作品の内容についての質問をしたり、作品への感想を述べてくださるなど、作品へ強い関心を持って頂けた様子を見て、展示会を開催してよかったと、学生共々実感しました。


会期初日となった5月21日(木)は、新聞社からの取材もあり、実行委員長として運営の中心となってくれている大学院1年生の下地君が取材インタビューに対応し、卒業設計展の趣旨や内容、作品の魅力や特徴などのコメントや記者からの質問に答えていました。


 会場を変えながら6月末まで開催されていますので、どこかの会場に足をお運びいただいて、学生達の力作と熱い建築に対する想いを感じて頂ければと思います。


■ラジオ出演もしています!

現在、「エフエムふくやま」で卒業設計展のCMが流れていますが、建築学科2年生がナレーションを担当しています。その録音風景がこれです。20秒という短い時間なので100文字程度の原稿ですが、声の抑揚や調子などに気を配りながら、何度も撮り直しをして完成したものが放送されています。


また、卒業設計展スタッフとして参加している4年次生の渡辺君と佐藤君の2名が、初日の5月21日(木) に、エフエムふくやまの「GO! GO! B びんご~」に生出演して卒業設計展の案内をしました。番組パーソナリティの高橋氏の巧みなトークにリードしてもらいながら、開催の趣旨や目的、特長的な作品の内容や魅力について話をしていました。


学長から一言:この卒業設計展は、年を追うごとに人気が出て、学生も苦労しながら、楽しみながら、成長していますね。。。黒子の教員Sさんも、お疲れ様!!! 



留学生会による新入生歓迎会!

 人間文化学科のSです。

 今回は、国際センター留学生部委員として、
 先日5月15日に行われた留学生の新入生歓迎会の模様をお伝えします。
 (主催:福山大学留学生会、協賛:福山大学孔子学院

 今年度から福大での留学生生活をスタートさせた学生たちにとっては、
 先輩の留学生や教員と交流できる貴重な機会になったと思います。

 歓迎会の司会進行は、留学生部会の会長である余成友さんです。
 昨年四川からこちらにやってきたという余さんは、
 「とても緊張する」と言いながらも流暢な日本語で会を進めてくれました。

 会のはじめには、松田学長、冨士副学長からのお話もありました。
 学生にとっては貴重なお話を聞くことができる機会だったと思います。
 学生たちは熱心に聞き入っていましたよ。

学長の挨拶

 会を盛り上げるためのイベントもたくさん準備されていましたよ。
 ここではその一部をご紹介します。

 ・楽器演奏

 この楽器、日本語では「ひょうたん笛」というようです。写真の通り、
 ひょうたんがそのまま使われています。重そうに見えますが、軽いんですよ。
 とても素敵な音色でした!



 ・書道作品披露

 皆が食事を楽しんでいる間に、気づけば美しい文字で歓迎の文句が
 


 ・新入生の自己紹介(出身地の方言紹介もありました。)

 ・新入生による歌の披露(最近の曲を日本語で、しかもラップまで披露してくれました。)

 

 学生もポーズ


 最後は記念写真で締めくくります。
 
 
 そういえば、今回の歓迎会には日本人学生にも声をかけており、
 2名の学生が参加してくれました。国際交流の機会は身近なところにあるものです。

 日本にやってきたばかりで慌ただしい生活を送っている新入生にとって、
 少しは息抜きのできる時間だったのではないでしょうか。
 貴重な留学期間です。充実したものになるよう頑張ってください。

 ※ 写真は、生命工学部の岩本博行教授と、国際センターの趙建紅准教授からご提供いただきました。


学長から一言:明るく元気のよい留学生達でした。。。学長は留学生にも結構人気者です。。。もっと日本人学生がたくさん来てくれるとよかったですねッ!

2015/05/22

新入生図書館オリエンテーション実施中!


 こんにちは。図書館の学長室ブログメンバー(K)です。



   今回は、毎年行っている図書館の「新入生図書館オリエンテーション」について報告します。


 図書館オリエンテーションとは、辞書を紐解くと、「図書館サービスの種類や概要,施設と設備の配置,開館日と時間,簡単な文献探索や貸出の方法等の基本的な利用説明を行うサービスです。」との記載があります。

 新1年生を教室に集め、一斉にオリエンテーションを行っている大学もありますが、本学図書館では、新入生みんなに、図書館を理解・利用してもらうことを主眼にし、少人数(20人弱)で、毎年各先生方に、ご協力いただいています。 昨年までの実施回数と参加者数は、
  2012年度(19回:399人)
  2013年度(35回:625人)
  2014年度(25回:667人)です。2015年度5月20日現在では、20回:433となっています。なお、薬学部は指導教員の下、随時行われていますので上記統計には含まれていません。




  本学図書館オリエンテーションでは2年前から、クイズ方式を取り入れ、学生・教員から好評を得ています。館内オリエンテーションで一通り説明を終えたのち、あらかじめ図書館で用意した三角くじを引いて、クジ内に記載してある本を書架から探し出し、(OPAC検索~配架場所の特定)三角くじの中に予め記載してあるクイズに答えるものです。オリエンテーションを真面目に聞いていないと、検索のし方はもちろんのこと、書架の本の並び方すらわかりません。何故か時折、苦労している学生を見受けることがあります。 それもあってか、学生の貸出冊数は、
   2012年:8000
   2013年:8760
   2014年:9358冊 
で、年々増加傾向を示しています。これも、先生方の協力により、少人数で有意義なオリエンテーションが開催できたためと、実感しています。


 現在は、ネットで何でも調べられる時代になりました。しかし、その内容が正確なものか否かは、ネットを眺めている個人の判断に任せられています。ネット時代が生み出した、あまりにも多くの情報は、速報性はあるものの、その信憑性には疑問が生じます。 それら多くの、情報資源の正確な引き出し方を教えていくのが、これからの図書館の役割と考えます。毎年、卒業式の時に、在学時代図書館に行ったことある? と卒業生に聞くと、「行ったことがない。場所も知らない。」と、何故か自信たっぷりに話してくれる学生がいないではありません。こういった学生を少しでも減らすことができるオリエンテーションになればと考えます。


学長から一言:図書館も、アクティブ・ラーニングの重要な場です。。。ICT環境も上手に使って、紙媒体の良さにも親しんでほしいですね!!






備後地域の知的拠点へ―備後経済研究会の活動を振り返って―


 こんにちは。学長室ブログメンバーCHです。
 今回は、備後経済研究会の幹事を務める経済学部税務会計学科張楓准教授から備後経済研究会の活動を紹介してもらいます。


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 備後経済研究会は故桑原哲也教授が備後地域経済・経営の研究拠点を目指すべく、2012年に民間団体のBSB(ビジネスサポート備後)の協力のもとで立ち上げてから、数えて4年目を迎えます。昨年、桑原哲也教授がご逝去され、近現代日本経済史や経営史を専門とする私がバトンを受けました。

 備後経済研究会は備後地域の企業・経営者を研究し、産業集積地としての備後地域の特徴を明らかにすべく、本学教員にとどまらず、企業経営者や行政関係者、さらに他大学の研究者にもご参加いただき、研究成果の報告やそれにもとづく活発な議論を行うと同時に、企業へのインタビューや論文の公刊、備後地域の皆さんに向けた研究発表を活発に行っています。
 

 研究会は23ヵ月に1度のペースで開かれています。高校生でも大学生でも企業経営者でも、どなたでも参加は自由です。興味のある方は一度、備後経済研究会のホームページをご覧ください。サイト内では過去の活動内容とともに、多くの研究成果(ディスカッションペーパーや論文)がアップされています。入手できない場合、張楓(kaede@fuec.fukuyama-u.ac.jp)までご連絡ください。

 さて、2015515日に大阪大学沢井実教授を迎えて、2015年度第1回目備後経済研究会を開催しました。報告内容は「日本工作機械工業の120年」でした。工作機械は「機械をつくる機械」、ときには「マザーマシン」(母なる機械、母機)とも呼ばれます。機械工業全体に占める工作機械の規模は大きくないもの、その技術水準が機械工業全体の水準を大きく規定します。そうした性質をもつ典型的な資本財工業である工作機械工業は「戦前期以来その技術的後進性が指摘されてきたが、1970年代以降のNC化の波に乗って、1982年から2008年までの27年間、日本は世界最大の工作機械生産額を記録し続けた」とされています(沢井実『マザーマシンの夢』名古屋大学出版会、2013年、同『機械工業』日本経営史研究所、2015年)。明治期から現在に至るまでの日本の工作機械の歴史を概観し,その特徴を見事に描き出した報告でした。




 

 

 ちなみに、201551日付のブログ「備後から全国、そして世界へ―(株)シギヤ精機製作所の工場見学」でも紹介されましたように、(株)シギヤ精機製作所は備後地域を代表するオンリーワン・ナンバーワンの円筒研削盤メーカーです。ほかにも、MC(マシニングマシン)や専用工作機械、多軸ボール盤を製作するホーコス(株) 、キー溝盤などを製造する(株)元久保工作所NC内外端面複合研削盤などを製作する岡本工機(株)などがあります。そのいずれも備後地域を拠点に世界を目指しているローカルニッチトップ企業です。こうした備後地域企業の成長のダイナミズムを解明することは備後経済研究会の最大のミッションであると位置づけています。


 夜6時半というやや遅い時間帯にもかかわらず、研究会参加者のうち、半分が備後企業の若手経営者でした。地元雑誌社から化成品会社、電気制御盤、印刷会社などに多岐にわたっています。いつもながら、若手企業経営者の旺盛な学習意欲に深く感銘を受けています。福山大学サテライトの宮地会館を拠点に、もっともっとそれに応えていくべく、工夫と努力を注いでいく所存です。


 最後に、第2回備後経済研究会の開催案内をします。下記の通りです。
 

2015年度第2回備後経済研究会

日時:2015727日(月)18302000
場所:福山大学宮地会館(JR福山駅北口徒歩1分)
報告:伊藤敏安 広島大学大学院社会科学研究科教授、地域経済システム研究センター長
内容:備後地域の「経常収支」(試算)
概要:地方圏の多くでは、財・サービスの移出・移入からみた地域間収支は赤字でも、財産所得
   やその他の経常移転では大幅な黒字である。備後地域経済の実態と課題を検討する材料
   として、「県民経済計算」などから地域間の「経常収支」を試算する。

<伊藤敏安先生の略歴>
1955
2月生まれ。同志社大学卒、関西学院大学大学院修士課程修了。
中国地方総合研究センター地域経済研究部長などを経て02年から現職。
03
年からセンター長併任。地域経済学、地方財政学専攻。
日本地方財政学会、日本計画行政学会、日本地域学会、日本経済政策学会などに所属。
著書として『地方分権の失敗 道州制の不都合』など。
詳細は下記のサイトをご参照ください
http://www-cres.senda.hiroshima-u.ac.jp/ito.html



学長から一言:本学の経済学部税務会計学科は、学びの幅を広げて、最近は 経営についての教育・研究に力を入れています。中沢孝夫教授や本日の執筆者の張楓准教授など、すばらしい教員もそろってきました。。。ご期待下さ~い!!