さて、今回は私が担当している 「みらい工学教育プロジェクト 知的生産技術学習プロジェクト」 についてご紹介します。
授業風景
この授業では、レゴNXTを使って組み立てたロボットに、プログラムを組み込んでよりスマートな動きをさせる競技であるETロボコンを題材にしています。この組み込みソフトウェア技術を競うコンテストは2002年から行われており、中四国地区では福山大学が幹事校となっています。
これは上の写真にあるように、黒いラインにしたがってロボットを滑らかに速やかに走らせ、そのタイムとパフォーマンスを競うという競技で、ロボットの基本動作やプログラミングを勉強するにはぴったりの教材なのです。
「みらい工学教育」という授業は、工学部の学科横断型授業で、スマートシステム学科の学生だけでなく、機械システム工学科、情報工学科、建築学科の学生もこのETロボコンに取り組んでもらっています。目指すは、秋の中四国大会を突破し、全国大会出場です。そのため毎週の授業では、C/C++によるプログラミング、UMLを使用したモデリングの勉強をしています。
大学の講義以外でも、福山駅前の福山大学宮地茂記念館では中四国地区勉強会「技術教育」が年に何回か行われています。先月 4/25(土)に行われた勉強会の様子は以下の通りです。福山大学、香川大学、広島市立大学、宇部高専、呉高専、津山高専、広島商船高専、弓削商船高専、中国能開大、また、企業など14団体参加で、お祭り的雰囲気でした。
宮地茂記念館の立て看板、そして今回の勉強会でお目見えした新型のレゴNXT、赤い眼が特徴です。午前・午後とマジメな受講の雰囲気ですが、お昼休みは左写真のようにチーム交流会。情報交換できるというのも参加のメリットなのです。
午後の部の最後は、レゴNXTを使って壁ギリギリで止まるという、「壁ドン」競技を行いました。4チームが挑戦し、福山大の2年生が飛び入り参加! 記念品のTシャツをもらいました!知的生産技術学習プロジェクト受講の1年生も2名が参加してくれました。後日、授業でその模様を報告してもらいました。目標が見えてきて、皆一段とやる気になって、授業を受けてくれている!!・・・かな?
学長から一言:「計画を立てて、実行して、評価して、計画を修正して、実行する・・・。この繰り返しを確実に楽々と行うことができたら、」。。。学長職も楽しいでしょうねッ!!!!!