2015/05/22

新入生図書館オリエンテーション実施中!


 こんにちは。図書館の学長室ブログメンバー(K)です。



   今回は、毎年行っている図書館の「新入生図書館オリエンテーション」について報告します。


 図書館オリエンテーションとは、辞書を紐解くと、「図書館サービスの種類や概要,施設と設備の配置,開館日と時間,簡単な文献探索や貸出の方法等の基本的な利用説明を行うサービスです。」との記載があります。

 新1年生を教室に集め、一斉にオリエンテーションを行っている大学もありますが、本学図書館では、新入生みんなに、図書館を理解・利用してもらうことを主眼にし、少人数(20人弱)で、毎年各先生方に、ご協力いただいています。 昨年までの実施回数と参加者数は、
  2012年度(19回:399人)
  2013年度(35回:625人)
  2014年度(25回:667人)です。2015年度5月20日現在では、20回:433となっています。なお、薬学部は指導教員の下、随時行われていますので上記統計には含まれていません。




  本学図書館オリエンテーションでは2年前から、クイズ方式を取り入れ、学生・教員から好評を得ています。館内オリエンテーションで一通り説明を終えたのち、あらかじめ図書館で用意した三角くじを引いて、クジ内に記載してある本を書架から探し出し、(OPAC検索~配架場所の特定)三角くじの中に予め記載してあるクイズに答えるものです。オリエンテーションを真面目に聞いていないと、検索のし方はもちろんのこと、書架の本の並び方すらわかりません。何故か時折、苦労している学生を見受けることがあります。 それもあってか、学生の貸出冊数は、
   2012年:8000
   2013年:8760
   2014年:9358冊 
で、年々増加傾向を示しています。これも、先生方の協力により、少人数で有意義なオリエンテーションが開催できたためと、実感しています。


 現在は、ネットで何でも調べられる時代になりました。しかし、その内容が正確なものか否かは、ネットを眺めている個人の判断に任せられています。ネット時代が生み出した、あまりにも多くの情報は、速報性はあるものの、その信憑性には疑問が生じます。 それら多くの、情報資源の正確な引き出し方を教えていくのが、これからの図書館の役割と考えます。毎年、卒業式の時に、在学時代図書館に行ったことある? と卒業生に聞くと、「行ったことがない。場所も知らない。」と、何故か自信たっぷりに話してくれる学生がいないではありません。こういった学生を少しでも減らすことができるオリエンテーションになればと考えます。


学長から一言:図書館も、アクティブ・ラーニングの重要な場です。。。ICT環境も上手に使って、紙媒体の良さにも親しんでほしいですね!!