2015/05/21

国際経済学科新任 藤本浩由講師の紹介

国際経済学科ブログスタッフの足立です。こんにちは。
遅くなりましたが、今回は4月に新しく国際経済学科に新しくメンバーとして加わった藤本浩由講師に自己紹介していただきます。

それでは藤本先生よろしくお願いします!

今年度から経済学部国際経済学科の講師に着任した藤本浩由と申します。マクロ経済学の講義を担当しています。

私の出身はここ、福山大学最寄り駅のある松永です。着任して2 か月近く、授業準備や日常業務に慣れるのにヘトヘトの毎日ですが、それでも超!地元の福山大学で教員として働ける幸せをかみしめています。大学教員としては新米ですが、早く馴染んで福山大学に貢献できるようにがんばります。

研究室にて
私の専門は国際経済学ですが、おもに途上国と呼ばれる貧しい国々の経済発展を主題とした研究をしています。博士論文ではアフリカにおける教育の収益率について研究しました。教育システムの充実はそ の国の経済発展を支える大事な要素の一つですが、一般的に途上国では初等教育の普及が遅れており、なかでもアフリカの教育機会は質的な問題も含めて非常に貧弱です。子供が教科書を持っていない、教室に窓がない、なんてザラ。貧困や地域紛争などが原因で学校に通うことすらできない子供もとても多く、単に学校を建設するだけでは本当の意味での教育普及は難しいというのが現状です。日本の教育を受けてきた私たちには想像しづらいですよね。

日本にいると当たり前のように手に入るものが、世界の多くの 国々では手に入らない。みなさんの大学生としての日々はまさにそういったものの一つです。ぜひ満喫していただきたいです。

ところで私が博論のトピックにアフリカの経済発展を選んだ背景 には、青年海外協力隊に参加し、ケニアという国の田舎の中学校で教員として働いた経験があります。大学時代は自分が海外に住むことになるなんてこれっぽっちも想像してなかったですが、卒業直前の思いつきレベルの勢いで参加してしまいました。案の定あまり貢献はできませんでしたが…大学を卒業して間もない、教員としての経験がほとんどない私の授業を、現地の子供たちが真剣に聞いてくれたことがすごくうれしかったことを、今でも鮮明に覚えています。
ケニアの中学校で生徒たちと
私がいる国際経済学科では、海外の国々について考える機会はもちろん、留学や研修旅行など実際に海外に出て見聞を広げる機会も持つことができます。また大学生活では自由な時間がたくさんありますよね。学生の皆さんにはぜひこのチャンスを生かし、外の世界を少しでも経験してほしいと思います。いまや福山の企業に就職しても「国際」と無縁ではいられません。海外経験は必ず役に立ちます。

ちな みに、好きなことは「貧乏旅行」、好きな本は「深夜特急」と「夏への扉」、好きな番組は「イッテQ」と「水曜どうでしょう」です。不愛想な疲れた顔をして歩いていますが、どうか気軽に声をかけてください!


学長から一言:国際経済学科ぴったりの、しかも地元出身の教員に来ていただきました。。。国際経済学科から、どんどん学生が海外に出ていくように、大学全体で支援していきますよ! 語学力より心意気です!!