2015/12/11

水族館40年の経験を活かした指導を!! ~新任 高田浩二教授のご紹介~

今秋、海洋生物科学科高田浩二教授が着任しました。

今回は、福山大学に “新たな風” を吹き込む高田教授をご紹介いたします。


新任の高田教授

高田教授は、昭和51年に「大分生態水族館(現 うみたまご)」に入社、
その後、昭和63年に福岡市に在る「海の中道海洋生態科学館(マリンワールド海の中道)」に入社され、この科学館の立ち上げから関わり、科学館の責任者として12年間館長をお努めになりました。

平成27年6月までの40年間、水族館の世界に奉職されました。


この間、高田教授は「水族館は教育機関」をモットーに、
レクレーション施設と思われがちな施設を、より教育・研究の機能を高めた科学系博物館へと発展させるべく、先進的な活動に取り組まれました。


例えば・・・
インターネットなどの情報通信技術や携帯型情報端末の教育利用や遠隔講座などは、広く博物館界での先駆けでした。


高田教授の講義のひとこま

博物館教育や学芸員養成などにも力を注がれ、
博物館法改正の委員や学芸員養成課程のワーキング委員なども歴任され、
平成17年には我が国初の「水族館における海洋教育に関する研究」で博士号を取得されました。


博物館の館種を越えた連携活動も先駆けて行われ、
それらが評価されて文部科学省の生涯学習審議会委員にも委嘱され、
また、この度 日本博物館協会から功績顕彰を授与されました。


高田教授は執筆活動にも精力的で、著書に「魚のつぶやき」「海の不思議、カルタ読本」「居酒屋の魚類学」など多数あります。


これからは、40年に亘る水族館勤務等で培われた「高田流博物館学」を、
海洋生物科学科で学ぶ多くの学生たちに “新たな風” として吹き込まれることでしょう!!



文末になりますが、高田教授からメッセージが届きました!!

<高校生の皆さまへ>

 海や海洋生物に興味関心を寄せる生徒さんは、それらについて学べる大学への進学を選ばれることでしょう。水族館は、自分の興味や関心を満足させる場としてだけでなく、広く多くの人々に、海の魅力を発信、交流する場でもあります。これからは専門的な知識や技術だけでなく、コミュニケーション能力も求められます。共に楽しい学びを創造していきましょう。


(海洋生物科学科 Kenji♪)


学長から一言:前々から、本学の海洋生物科学科においでいただきたいと、熱望していましたが、今年の9月1日付けで、念願が叶いました!!!ヤッホー!!!高田浩二教授、教育に研究に、存分に活躍して下さいねッ!