2016/10/04

平成28年度 福山大学公開講座が始まりました!

初めまして! この度新しく学長室ブログメンバーになりました企画・文書課のmiuraです。
皆さんよろしくお願いします!

私の初投稿は、9月24日に行われた平成28年度福山大学公開講座[福山会場]の第1回目についてです。

福山大学の公開講座は毎年多くの方々のご参加があり、好評をいただいております。
今年の公開講座のテーマは「ひと・まち・くらし」。
全5回にわたり、私達の日常生活に関わる様々なトピックについて各学部の教員が講義をします。


公開講座チラシ

第一回目の講師は、人間文化学部心理学科赤澤淳子教授です。
講義テーマは「昔話を通して学ぶ生涯発達心理学」。
誰もが小さい頃に親しんだ昔話を、生涯発達心理学の観点から読み解きます。

受付の様子

講義の様子

先ず「生涯発達心理学」とは、人が生まれてから死ぬまでの心身の変化のプロセスについて研究する分野であると説明されました。

「生涯発達心理学」という言葉はここ2、30年くらい前から使われ始めた新しい言葉で、それまでは「発達心理学」と呼ばれており、頭に「生涯」という言葉は付かなかったそうです。

そして皆さんもご存知、「やまんば」が登場する昔話がいくつか紹介されました。

山姥の餅つき

これらの昔話を、高齢期の課題や主観的幸福感といった心理学の観点から読み解くことで、より良く高齢期を過ごすためのヒントを探ります。





講義の中では、自分と周囲の人々の関係について考える演習もあり、聴講者の皆さんはとても真剣に取り組んでおられました。






講義終了後、聴講者の方から「生涯発達心理学という分野を初めて知りました。自分を見つめ直すチャンスになりました。」といった感想が述べられました。

まだ高齢期に満たない方々にとっても、身近な高齢者の方々が豊かに日々を送るためにはどうすればいいか、また自分が将来高齢期を迎える時にどう過ごしたいかということを考えるきっかけになったのではないかと思います。


次回第2回目の講義は、薬学部長崎信浩教授の「くすりのこと、正しく知って正しく使おう~薬剤師をうまく利用するには…」です。10月1日(土)の14時から福山大学で、10月5日(水)の18時30分から三原中央公民館で行います。

私達が日ごろ利用する“くすり”について、なぜ効くのか、なぜ副作用が出るのかという基本的なことや、薬剤師との上手な付き合い方についての講義です。

是非、お楽しみに!


学長から一言:恒例の公開講座が始まりました。今年度からは、福山大学、福山平成大学、県立広島大学(三原キャンパス)、尾道市立大学、福山市立大学、福山職業能力開発短期大学校の6大学連携の「6大学エクステンション連携講座」になっていますので、ひろ~く、多彩に学べますよ!!!