2016/10/24

税務会計学科新任 井上直樹講師の紹介

学長室ブログメンバーの張楓です。
このたび、9月に税務会計学科に新しく赴任した井上直樹講師に自己紹介をしてもらいます。
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井上直樹と申します。

今年916日に着任し、経済学部税務会計学科の一員になりました。どうぞ宜しくお願いいたします。

採用面接のため、最初に福山大学を訪れた際、美しいキャンパスに心躍りました。採用面接が不出来であったため、面接後はキャンパスを散策する余裕もなく、落胆したまま岐路につきました(便乗したスクールバスでは、落胆のあまり、女性専用席に座っていることにも気づかず、冷ややかな目線を受けて慌てて席を移動したことを覚えています)。こうして勤務できることに喜びとご縁を感じています。

井上講師の研究室
さて、着任して約1か月が経ちました。まだわからないことばかりですが、学生の皆さんには、物静かななかにも、真面目さや芯の強さを感じる人が多い印象をもっています。来年度はゼミを担当できるようなので、学生の皆さんと接する機会がより増えることを楽しみにしています。

本学に着任する前、私は、約20年間、サラリーマンをやっていました。大学卒業後、国家公務員として約10年間、中小企業の支援を通じた地域振興、所管業界の監査、職員研修などを担当しました。こちらでの実務経験が現在のバックボーンとなっています。その後、民間企業等でコンサルティング業務を経験したのち、地方公務員として市役所で勤務しました。勤務先や業界は変わりましたが、一貫して公共部門の会計や経営に携わってきた経験を教育・研究活動においても強みにできればと思います。

また、実務に従事しつつ、平日の早朝や週末に大学院での研究活動を行ってきたため、勤務先や家族には大変な迷惑をかけてしまい、深く反省しています。


1号館の前に

学生の皆さん、大学生活のなかで一生の武器となるような経験をしてほしいと切に願っています。後悔はしていませんが、私のような生き方は、非常にパワーを消耗するうえ、決して賢い生き方ではありません。人生に「if」はありませんが、学生時代に強力な武器を身につけていれば、その後の人生が大きく変わったのでは、と思うこともあります。

しかし、学生時代の経験として、1つだけ誇りに思うことがあります。私、実は、簿記や会計を学んでいたのではなく、文学部英文学科を卒業しています。英文学科であるにもかかわらず、英語を話すことができなかった私は、一念発起して、3年生の時に約1年間、米国の大学へ交換留学しました。おかげで研究活動に支障が出ない程度に英語を修得できましたし、留学時の貴重な経験や大切な友人は一生の宝物になりました。

特に、税務会計学科の学生の皆さんは、簿記や会計ができなければ、「たこ抜きのたこ焼き」「麺・キャベツ抜きの広島焼き」のように、非常に残念なことになってしまいます。実り多き将来の基礎を作るべく、これから一緒にしっかりと学んでいきましょう。


学長から一言:仕事をしながら博士の学位取得をしたこのがんばり、今後の教員としての人生に、とってもプラスになりますよ!学生にも、たくさんのよい影響を!!!