2016/10/03

鞆の津ミュージアムに展示/メディア・映像学科

こんにちは。学長室ブログスタッフ、メディア・映像学科の安田です。

ここ数年、本学科では鞆の浦での活動をいろいろと行っているのですが、今年は3年生が滞在しての制作を行うなど、さらに深く関わろうと、ゼミ活動を展開してきました。

そして、ここでの成果を『鞆の浦de Art』にて発表すべく、作品の搬入・設営を行いました。展示場所は、アウトサイダーアートをはじめとして、非常に意欲的な展覧会を企画されている<アール・ブリュット鞆の津ミュージアム>の1室を使わせていただいています。

長雨の中、幸いにも訪れた晴れ間の中、搬入・設置を行いました。
(と、書きつつも室内の写真しかないのですが!)



鞆の津ミュージアムは、江戸期に建てられた蔵を改装してつくられています。元々の柱と、新たにつくられた内装がとても魅力的なミュージアムです。そこにあれこれと議論しながら、協力しながら作品を設置していきます。


作品を壁に貼る、というのも単純なようですが、実はいろいろと、本当にいろいろと考えるべきことがあります。実際にやってみることではじめてわかることかもしれません。大学というある意味で守られた場所の外に出て何かをする経験は、作品展示だけでなくすべての社会的な活動とつながっていると考えています。

少しのことで見栄えが全くかわります。ここではモニターからの配線にひと工夫しています。

メディア・映像学科としては、ゲームの作品も外すわけにはいきません。大学からモニターを持ち込んで展示しています。(実際に遊んでいただけます!!)

また、環境が変わると不思議なことに想定していなかった問題も見えてきます。ゲームの作品も、現場でのトラブル対応に学生たちがかなりのエネルギーを注ぎ込んでいました。


最後に、部屋を片付け、照明をセットして設営終了です。


照明を、しっかり作品に向けたり、部屋全体を観察して最適な照明方法を選んでいくことは大変重要です。これをやることで作品がぐっと浮かび上がります。学生たちも作業が進むほど、やりがいを感じていたようです。
これも作品照明の調整風景です
さて、このようにして完成した展示は・・・と、ご紹介したいところですが、ここはどうか現地に足をお運びいただき、ご覧になってください。

本学科の学生は、イラスト、ゲーム、映像、立体作品、レリーフ、写真、いろいろなものにチャレンジしています。 もちろん、『鞆の浦de Art』では、ほかの参加作家の方々の作品も展示されています。ミュージアム内でも本学科生だけでなく、複数のアーティストの作品を見ることができます。


今回、展示にあたっては鞆の津ミュージアムの学芸員であり、福山大学でも授業を担当していただいている津口さんら、スタッフの方々にも大変お世話になりました。『鞆の浦de Art』は9月24日からはじまっています。ここでは、いろいろなイベント も予定されています。

鞆の浦はとても魅力的な場所ですが、町内各所に展示された作品を巡りながら歩くとまた違った発見があると思います。ぜひ、ご覧ください!(メディア・映像学科学生が展示している<鞆の津ミュージアム>は月、火曜日が休館ですのでお気をつけ下さい・・・・・!)

会場風景の一部です。見たことのあるキャラクターが・・・・!

学長から一言:出来上がった展示を見ただけでは分からない苦労が、展示過程でいろいろあるのですねッ。。。これがぜ~んぶ学生達の学び!!!鞆の津ミュージアム学芸員の津口様、いつもお世話になりま~す!!!