今回がブログデビューとなります、スポーツマネジメント分野が専門の、相原正道です。スポーツという分野は実務を前提とするため、現場感が損なわれることだけは避けたいと常日頃から思っています。そこで、社会活動として、日本トップリーグ連携機構でトップレベルスポーツクラブマネジメント マネジメント強化プロジェクトメンバーという長〜い肩書きをいただき、団体に所属するチームに対して訪問型コンサルティング活動を実践しています。簡単に言えば、国選弁護人のように安く働いているというのがわかりやすいでしょうか。日本トップリーグ連携機構という団体は、オリンピック種目を中心とした12の球技リーグが所属し、会長に森喜朗(元首相)、副会長に麻生太郎(副首相兼財務大臣)、張富士夫(日本体育協会会長、トヨタ自動車代表取締役会長)、川淵三郎(日本サッカー協会最高顧問)、専務理事は市川則之(JOC専務理事)というスポーツ界の重鎮がドカッと腰を据えている団体です。スポーツ界で私に何か異変があった時は「お偉いさんの逆鱗に触れたな」と思っていただければまず間違いないでしょう(笑)
そのような社会活動で、私が担当しているFC高梁(岡山県)という女子サッカーチームが今年度から「なでしこリーグ」に参戦することになり、今からその行方が気になり、楽しみで仕方ありません。このFC高梁の所属選手は、吉備国際大学の女子サッカー部員です。大学の1運動部が日本最高峰のリーグで世界一の沢穂希選手が所属するINAC神戸と公式戦で対戦したり、岡山湯郷ベル(日本代表キャプテン・宮間あや選手が所属)と“岡山ダービー”が実現するのです。ソフトコンテンツ不足なこの時代に有力なコンテンツが出現したので、すでに大学、地域住民の枠を超え、メディアも、スポンサーも放っておきません。こうしてスポーツビジネスとしても好循環を巻き起こしています。
図2 福山大学野球部 |
翻って考えれば、福山大学でもこうしたスポーツ・ムーブメントが巻き起こせる可能性があるのです。福山大学では、スポーツ大会に参加する学生が少なくなってきていると伺いました。参加させるのではなく、“観戦する”という発想をもってもらうことができないかと思います。スポーツは決して参加することだけに意味があるものではありません。本当はオリンピックでもそう謳われているのです。日本では伝わっていないのが残念ですが。。。スポーツ観戦に切り替えた方が一体感の醸成だとか、母校愛であるとか大学ブランディングとしても効果的です。応援や会場運営に精を出す大学生の姿を見る方が参加するよりはるかに効果が高いでしょう。ましてや福山大学のサッカー部や野球部等のスポーツ競技レベルは高いので、なおさらです(図1,2)。
まさに、スポーツマネジメントの出番ですね!
学長から一言:福山大学にも是非とも、元気でさわやかな(少々汗臭くてもいいか!)スポーツムーブメントを引き起こしてください。期待していますよ、メンバー相原!!