2017/12/09

生物工学科 海外インターンシップ報告|ラオスに福山大学醸造研修所を開設!

こんにちは。学長室ブログメンバー、生物工学科・ワイン醸造所長の吉﨑です。

この度、ラオス人民民主共和国にあるLAODI社に福山大学ラオス醸造研修所が開設されました!その開所式の様子を本学科の山本覚教授より報告します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ローズウッド(紫檀)の無垢の一枚板に浮かび上がる『福山大学ラオス醸造研修所』の文字。この立派な看板が東南アジアの国“ラオス”でラム酒を醸造しているLao Argo Organic Industries 社(以下、LAODI社)に掲げられました。福山大学ワインプロジェクトを開始して4年。ついに、海外に醸造研修所がオープンしました。
LAODI社の正面に掲げられた「福山大学ラオス醸造研修所」の立派な看板
LAODI社は、ラオスの首都ヴィエンチャン郊外にある12ヘクタールの広大な農地でサトウキビを栽培し、それを発酵、蒸留してアグリコールラムを世界に販売している企業です。

同社を経営する井上育三氏は、福山大学の地元福山市松永のご出身。12年前に同社を起業。数十人のラオスの人たちを雇用して、共にサトウキビ栽培、搾り、発酵、蒸留してラム酒をつくられています。販路を世界に広げ、ヴィエンチャン市内には自社のラム酒を楽しめるお店も経営されています。
研修に参加した学生、教員、福山市内企業の皆さんと記念写真
そんな活躍を、生物工学科の授業“バイオ経済企業論”の非常勤講師として、福山大学の学生に伝えていただいています。日本全国から多くの大学生がLAODI社を訪れています。しかし、起業以来、様々な技術支援を受けてきた先生方、非常勤講師として語りかけてきた学生たちのいる福山大学からは誰も来ない。見に来てほしい。しびれを切らした井上氏が福山大学の松浦史登副学長と相談して、『福山大学ラオス醸造研修所』の開設となりました。

第1回目の研修生として本学科の学生5人と教員1名がラオスのLAODI社を訪問し、松浦副学長そして福山市内の企業の方々も参加して開所式を行い、看板を掲げました。

ラオスは周りをミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナム、そして中国の5か国に取り囲まれた遠い国。日本からの直行便もありません。しかし、優しく親切な人々のいるラオス、食べ物のおいしいラオス、大きく飛躍しようとしている国ラオスでの研修は忘れられないものとなりました。 
LAODI社の正面玄関で研修学生の記念写真
生物工学科初の海外研修の詳細は生物工学科Facebookでご紹介しています。気になる方はこちらもご覧ください。


学長から一言:松浦史登教授は、副学長の仕事をほっぽり出し。。。ではなく、副学長の仕事を手早く片付けて、念願かなって、山本教授と学生5人をつれてLAODI社にでかけ、福山大学ラオス醸造研修所の看板を掛けてきてくれました!さあ、この後の展開は?「お・た・の・し・み」