2017/12/09

<情報工学科・情報処理工学専攻>学生が就職体験発表会を企画!

 学長室ブログメンバーの情報工学科の池岡です。

 工学研究科情報処理工学専攻の2年の杉原慶哉さんが「就職体験発表会」について報告してくれましたので、紹介いたします。

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 杉原慶哉です。2017年11月29日(水)の4限目に「就職体験発表会」を開催しました。就職体験発表会は、学科3年次生を対象に、学科4年次生2名、卒業生2名の方が就職活動に関する講演を行う学科行事です。今年はその学科行事に先輩との座談会を加え、就職体験発表会全体の企画・進行を私が行いました。

 私は来年4月に入社する会社より、「自分以外の誰かの為に、具体的な行動を計画し実行する」という入社前研修の課題が出されました。そこで、これから就職活動を迎える3年次生には、私が就職活動の中で感じた後悔をして欲しくない、という想いから今回の就職体験発表会を企画しました。

 情報工学科就職委員 新谷准教授による開会挨拶

 第1部では、事前に3年次生が回答していた就職活動に関するアンケートの結果フィードバックを行いました。就職活動に対する不安や就職活動の開始時期に関する認識など、アンケート結果を3年次生全体で共有することにより、自分以外の考えを知る良いきっかけになったのではないかと思います。

アンケート結果のフィードバック

 第2部は、学科4年次生2名(神原広明さん、木戸瑛一さん)と卒業生2名(桒原盛人さん、平上尚紀さん)による講演会を行いました。神原さんと木戸さんからは、自身の経験をもとに、就職活動に向けての準備や就職活動中の動き方などについて話してもらいました。就職活動を経験した学生だからこそ言える厳しい現実がまざまざと語られていましたが、3年次生にとっては貴重なアドバイスになったと思います。

情報工学科4年 神原広明さんによる講演の様子

情報工学科4年 木戸瑛一さんによる講演の様子

 卒業生である桒原盛人さん(株式会社ミウラ)と平上尚紀さん(株式会社アクトシステムズ)からは、入社後の様子や学生時代にやっておけば良かったことなどを話してもらいました。学生とは違う社会人ならではの視点は、3年次生だけでなく、これから社会人となる私にとっても非常に参考となりました。

卒業生 桒原盛人さんによる講演の様子

卒業生 平上尚紀さんによる講演の様子

 第3部は、学科4年次生3名(神原広明さん、木戸瑛一さん、竹本一哉さん)と研究科1年次生1名(浜信彦さん)による座談会を行いました。4つのグループに分かれて、講演者である先輩が10分ごとに各グループを順番にまわって、全ての先輩のお話を聞く形式にしました。第2部の講演会と比べて、先輩と3年次生の距離がより近いため、3年次生は聞きたいことを積極的に質問していました。

情報工学科4年 竹本一哉さんによる座談会の様子

工学研究科1年 浜信彦さんによる座談会の様子

 全体を通して90分間という短い時間ではありましたが、就職活動を目前に控えた3年次生にとっては貴重な経験になったと思います。今回の就職体験発表会を通して得た経験が、少しでも就職活動の中で役立ってくれることを願っています。

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 以上、杉原慶哉さんからの報告でした。


学長から一言:「自分以外の誰かの為に、具体的な行動を計画し実行する」という入社前研修の課題。。。というのは面白いですね。。。会社もこんな粋な課題を入社前の学生に課すことによって、暗黙のうちに会社の理念・精神を学生に伝え、かつ学生に企画力と実行力を付けさせる。。。大学も見習わなくでは!!!