2017/12/21

今年も活動!薬物乱用防止を目指した劇団「危防(きぼう)」

こんにちは、薬学部の学長室ブログメンバーGoです。

今回は、昨年誕生した劇団「危防」による新市中央中学校での劇を中心とした薬物乱用防止の活動について紹介します。

福山新市ライオンズクラブからの要望により昨年に引き続き(昨年の様子)、劇団「危防」が薬物乱用防止についての劇を新市中央中学校で行うことになりました。今年の「危防」は薬学部3年次生 田中 麻貴さんを座長、そして石津 隆 教授を顧問として薬学部2、3年次生の12名で構成されています。因みに「危防」というのは危険ドラッグ防止の略で、希望へとつなぐことを意味しています。

劇についての作戦会議

まず、劇団員が集まり劇の運営方針について協議しました。そこでは「どうすれば薬物乱用防止について上手く伝えることができるのか。」ということに議論が集中しました。その結果、「薬物乱用はどれほど怖いのか」、「薬物乱用に巻き込まれないようにするにはどうするべきか」ということについてステージ上で繰り広げるストーリーを通して中学生に呼びかけることにしました。

劇で使う小道具の作成

このような考えのもと、座長の田中さんが2つのストーリーからなる劇の台本をつくりました。そして12月1日に新市中央中学校の体育館で全校生徒に練習してきた劇を披露しまいた。最初の劇では、仲のいい女の子の三人組がいて、そのうちの一人が覚せい剤を別の二人に言葉巧みにすすめるというものであり、もうひとつの劇は先輩が後輩に無理やり覚せい剤をすすめるというものです。それぞれの劇のあとで、このようなときどうやってそれぞれの誘いを断るかについて観客も交えてみんなで考えてみました。また、劇の合間には「ブルゾンちえみとWith B」に扮した3人組も登場させ、薬物乱用防止を呼びかけました。
劇の一場面(1)


劇の一場面(2)

劇の一場面(3)

鑑賞した中学生からは「劇の内容が分かり易く薬物乱用の怖さがよく分かりました。」や、「危険な薬物の誘いにはしっかりと断ることの大切さを学ぶことができました。」などという感想をいただきました。また、中学校の先生方からも「薬物乱用防止を伝えていくことの大事さが分かりました。」という感謝のことばをいただき、団員一同このような劇をとおして薬物乱用防止ということで地域貢献ができたことに喜びを感じているところです。

感謝状の贈呈

そして今回の劇に対して福山新市ライオンズクラブより感謝状が授与されました。

劇団「危防」のメンバー


学長から一言:劇団「危防」の皆さん、薬学部学生にとてもふさわしい社会貢献活動ですねッ!!!「す・ば・ら・し・い!」