2016/12/07

薬学部生の劇団「危防」による薬物乱用防止の取り組み

こんにちは、薬学部の学長室ブログメンバーGoです。

今回は、劇団「危防」の劇をベースにした新市中央中学校での薬物乱用防止の取り組みについて紹介します。

福山新市ライオンズクラブから新市中央中学校で薬物乱用防止についての劇をしてほしいという要請があり、薬学部 石津教授を顧問とし、薬学部3年次生 若林 千里さんを座長とした薬学部1、2、3年次生の有志14名からなる劇団「危防」を立ち上げました。

「危防」というのは危険ドラッグ防止の略で、希望へとつなぐことを意味しています。「危防」のメンバーの中には、これまで大学祭やプロジェクトMでの薬物乱用防止教室などで活動してきた学生もいます。

劇団「危防」のメンバー
劇の台本は、中学生にも親しみやすいように吉本新喜劇の舞台をお手本にして、座長の若林さんがつくりました。勉強に行きづまった受験生が、言葉巧みに近づいてきた覚せい剤の売人の誘いにのってついつい電話してしまいますが、友達、家族、そして周囲の人たちによって助けられるというストーリーです。

劇の練習の様子
劇の合間には、「乱用薬物の入手ルート」、「乱用薬物への依存」、「乱用薬物の種類と隠語」、「乱用薬物の誘いの断り方」などについての説明を織り交ぜることにしました。

恋ダンスの練習
また、劇で使う小道具や衣装は「危防」のメンバーの手作りで、劇の練習は講義終了後や休日を利用して12号館1階の大学院講義室を借りて行いました。練習をするうち、テレビドラマで放映され今流行している「恋ダンス」を劇に取り入れてはどうかといことになり、みんなで「恋ダンス」の練習もしました。

劇の一場面(1)
劇の一場面(2)
そして迎えた劇当日11月25日、新市中央中学校の体育館において全校生徒にこれまで練習してきた劇を披露しました。鑑賞した中学生からは「劇の内容が分かり易く薬物乱用の怖さと、危険な薬物の誘いにしっかりと断ることの大切さを学ぶことができました。」という感想が聞かれました。また、今回の劇に対して福山新市ライオンズクラブより感謝状が授与されました。


薬物乱用は絶対ダメ!
福山新市ライオンズクラブからの感謝状

学長から一言:地域課題解決型のすばらしいアクティブ・ラーニングになりましたね。。。劇団「危防」とは、よく考えられていますね~。。。演じる人、観劇する人、みんな「希望」を胸に抱いたことでしょう!!!