2016/12/27

人間文化学科「就職体験発表会」先輩から後輩へ就活アドバイス

人間文化学科の学長室ブログメンバーSです。こんにちは。
今回は、先月に行われた「就職体験発表会」についてお伝えします。

今回発表を担当してくれたのは、学部生3名と卒業生1名の計4名です。学部生はそれぞれ、金融業や保険業、サービス業の分野で活躍する企業への内定が決まっています。

パワーポイントを使用して発表したある学生は、教育実習もこなしつつ、希望していた業種での内定を見事に勝ち取りました。特に大切だと話してくれたのが「企業研究」です。企業研究をすることで企業の本質が見え、面接でも周りに差をつけることができたそうです。企業研究のために、就職活動のほぼ半分の時間を費やしたと話してくれました。


そして、「就活に大学名は関係ない」とも。発表会の後、この言葉の真意をその学生に聞いてみました。「企業は周辺の大学の学生についてそれぞれステレオタイプ(先入観、固定された印象)を持っているように感じたけれど、就活の試験の中で、

・これまで、自分がどのようにどれだけ努力してきたか
・会社のために具体的に何ができるか(どのような能力があるか)


の二点を明確に伝えることができれば、相手の持つステレオタイプは払拭できる(=「大学名」は関係ない)」ということでした。実は、この学生には1年間の留学経験があります。日本を飛び出してさまざまな世界に触れ、自身で考え抜き行動した結果として確信したことのように、Sは感じました。

さあ、発表に熱心に耳を傾ける3年生…中には「自分は緊張しやすく面接が苦手だ」という学生もいます。「自分だったらどうすれば良いのだろうか?」「先輩はどうしたのだろうか?」と率直に思うことでしょう。

今回の発表者の中にも面接が苦手だったという学生がおり、自身が受けた面接のことを話してくれました。失敗したこともあり、そこから色々と反省点が見えてきたそうです。3年生も、漠然とした就活への不安が少しは解消できたのではないでしょうか。

就活の体験談は本当にさまざまです。また、入念に準備して見事内定を勝ち取った学生もいれば、特に希望する業種・職種もなかったけれど、縁あって内定取得に至った学生もいます。就活のゴールは内定なのでしょうが、そこに至るまでの道筋は一つではありません。自分と向き合い、何を考えるか、どう行動を起こすかは学生一人一人に委ねられています。

現在就活中の学生、来年3月から本格的に始動するであろう3年生。卒業後に自身が歩む道を作っていこうとする学生を、これからも色々な形で応援したいと思います。


学長から一言:先輩は自分の経験を後輩に受け渡し、後輩は受け取った物を土台にしてその上によりよいもの、より自分らしい物を積み上げる、これが4年間あるいは6年間在学する大学教育の良さですねッ!!!