情報工学科の山之上教授が「福山市モノづくり大学」で講演を行いました。その報告です。
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情報工学科の山之上です。
10月4日に、福山市のものづくり大学の「IoTセミナー ~仕事に活かす活用術~」というテーマで講演を行ってきました。工学部長の香川教授や情報工学科の中道准教授も参加するなど、会場は満席となりました。
満席の講演会場の様子
IoTとは「Internet of Things」を省略したもので、「物のインターネット」のことです。私のところで作っている「着る電光掲示板」もIoTの一つの例ですので、これを着て皆様の twitter のつぶやきを表示しながらお話しました。
講演中の山之上教授
(ここでは、「クラウド」は、インターネット上のサーバという意味で使っています)
同様に、IoTやセンサネットワークを使い、集まった大量のデータ「ビッグデータ」を解析することにより、以下のような成果が得られたことが公表されているのを紹介しました。
- 元々盗難防止のために建設機械に付けた、いつどこでその機械が動いているか?を知る機能が、世界的な景気の予測に使える可能性が出てきた。
- 会社内の人の動きのデータを集めることにより、休憩中の雑談が会社の営業成績に良い影響を与えていることが分かった。
このような例の紹介の他に、実際にIoTを作ってみよう、ということで光の強さをインターネット上のサーバに格納するシステムと、サーバに格納された光の強さによって、旗を振るシステムの作り方の紹介を行い、実際にそれが動くことを参加者の皆様に見ていただきました。
デモの様子
実は、このシステムがまともに動き始めたのは前日の夜でして、冷や汗をかきながら準備していました。なんとか動いてよかったです。
学長から一言:山之上教授の講演、面白そうですね。。。聴衆の目には見えないところでのご苦労、お疲れさまでした。。。大学の教育への応用もいろいろ出来そうですねッ!!!