2016/10/08

機械システム工学科 / 「私の車づくり」授業が進行中!

機械システム工学科の学長室ブログメンバー、Kです。今回は、機械システム工学科の内田教授の授業(「自動車構造Ⅱ」)について、ご本人に紹介してもらいます。

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機械システム工学科で行っている「自動車構造Ⅱ」は、前期の「自動車構造Ⅰ」に続き、「私の車づくり」というテーマで、自動車各部の装置形式を比較・選択しながら、自身が理想と考える自動車のコンセプトをまとめていくアクティブ・ラーニングです。

教室は、図書館の東奥にあるラーニング・コモンズです。今年は主な受講生である自動車システムコース1年生の人数が多いため、隣の部屋であるEU情報センターや、カウンター前のアクティブ・スペースも授業に使わせてもらっています。




授業は、教員による講義1回と学生による調査2回の合計3回の授業をワンセットとして、これを繰り返す形で進めています。この日の授業は「エンジンの具体構造」の2回目、学生による調査です。

調査はまず、情報収集から始まります。指定のテキストも使いますが、それだけでは情報が不足する場合は、図書館の図書も参照します。図書館のパソコンを使って、インターネットで情報を集めることもできます。



テキストと図書館の図書を見比べながら、調査内容を文章と図で模造紙にまとめていきます。調査の時間は約1時間ですが、あっという間に時間が過ぎています。時間が限られているので、皆真剣です。


学生同士での議論や情報交換を通じて、互いに教えあうことを学ぶのも、この授業の一つの狙いです。話し合いをしながら素早く調べ物をするときは、スマホも有益なツールになります。学内のWiFiを通じて、席に着いたままインターネットにアクセスできます。



授業時間の最後25分は発表タイムです。各自が模造紙にまとめた内容を発表しあい、この時間の学びを互いにシェアします。調査内容のポイントを1分程度で要領よく説明することも大変ですが、これもトレーニングのうちです。




授業後に、各自の模造紙を写真に撮って大学のサイトにアップロードします。今年度、福山大学に新たに導入されたOffice 365 を早速活用します。

「自動車構造Ⅱ」のクラスノートブックの自分のページに写真を載せ、再整理したポイントや反省点を記入したり、教員がそれにコメントを加えたりします。

OneNoteの「共同作業スペース」を利用しているので、他の学生のページを閲覧したり、学生同士で意見や感想を記入しあったりすることも可能です。



学期の終わりには、理想とする「私の車」の技術コンセプトを、受講生全員がしっかり持てるようになっていることを期待しています。


学長から一言:図書館のラーニング・コモンズやoffice365等のICTがとても有効に使われた、アクティブ・ラーニングですねッ!!!学期末が「た・の・し・み!」