2017/10/04

平成29年度第2回福山大学公開講座を開講!次回は10月7日

こんにちは(^o^)学長室ブログメンバー、野球大好き小僧のK×2です。
今回は、9月30日(土)に開催されました公開講座(福山会場・第2回目)の様子をお伝えいたします。

福山大学公開講座は、福山大学教員の研究成果を地域社会に公開し、社会の人々に生活及び職業上の専門的な知識と一般教養を高める学習機会を提供し、生涯学習の振興と文化的、産業・経済的な発展に寄与する目的で、毎年、9月中旬から10月下旬にかけて5回シリーズで行っています。

また、今年の統一テーマは、福山市が魅力発信を目的に掲げるキャッチフレーズの「何もないとは言わせない!」で、福山大学の研究者が日々の研究活動のなかで発見している備後圏域の様々な魅力や資源を、多角的観点から新たな研究成果やトピックスを交えながらわかりやすく紹介・解説いたします。

それでは、第2回目の担当であります薬学部薬学科石津隆教授による『身近に迫る危険ドラッグに対する知識』の様子をお伝えします。

     第2回目担当の石津隆教授です。

近年、危険ドラッグによる事件や事故のニュースをよく見るようになってきました。危険ドラッグは覚せい剤、麻薬、大麻の成分の化学構造式を少しづつ変えたものであり、それをお香、ハーブ、アロマ、バスソルトなどと偽って販売しています。すなわち、この危険ドラッグの脅威は私たちの日常のすぐ近くにあるといっても過言ではありません。本講座では、「危険ドラッグとは一体どのようなものなのか。また、どうして怖いものなのか。」ということについて、わかりやすく説明がありました。

 熱心に説明されていらっしゃいます(^_^)
       
当日の講義風景です。受講生も一生懸命でしたね~!!

ここで石津教授から、今回の講座について一言感想を寄せてもらいました。
『危険ドラッグをはじめとする薬物の乱用防止について、講演する機会を与えていただき感謝申し上げます。ご来場いただきました方々は年配の方が多かったようにお見受けしましたが、未だ衰えぬ向学心には感心させられるばかりです。また、質疑応答後も個人的に多くの方々が質問に来られ、この問題に対する関心の大きさについて改めて実感させられました。今回は、薬物乱用の危険性が案外、身近なところにあり、一度でも薬物乱用をするともう元には戻れないことなどをお話いたしましたが、薬物乱用のない世の中になることを切望して止みません。』

石津教授、お疲れ様でした(^o^)

ここで、受講された方々の感想をいくつかご紹介しましょう。
◯「薬物の恐ろしさを知り、大変参考になった。」
◯「危険ドラッグのことは頭の中では理解していたつもりだが、自分の思っていたことより大変危険な物質だということがわかった。」
◯「危険ドラッグは絶対に駄目だと若者に話せると思った。」
◯「大切な話をしていただき、いい勉強になった。」
受講生の皆さん、様々な激励のお言葉をいただき、ありがとうございました(^o^)

次回の公開講座(福山会場・第3回目)は、10月7日(土)に行われます。『絶滅の危機に瀕する備後藺草と「備後表」』というタイトルで、工学部建築学科佐藤圭一教授が務めます。

佐藤教授から「建築学としては少々挑戦的な方法を用いて始めた研究の一端について、昨年から始めた藺草の刈り取り体験と約1年間にわたる実践活動を含め、わかりやすくお話しします。」

今回の講座に引き続いて、興味深い話が再び聞けると思いますので、受講してみてはいかがですか(*^_^*)


学長から一言:今年の公開講座も、佳境に入ってきましたねッ!石津教授といえば、研究室の学生達が中心になって、子ども達に薬物乱用防止の啓発を行う、劇団「危防」活動を活発に行っていますねッ!!!