2017/10/26

中四国大会予選8位通過、「全日本学生弓道選抜大会」への出場権獲得!

学長室ブログ担当 弓道部顧問の片桐です。

台風21号が接近する肌寒い、そして、雨が降る中、第63回中四国学生弓道選手権大会が10月19日から21日にかけて広島県廿日市市の廿日市市スポーツセンターセンチュリーで開催されました。

この大会は、中四国の大学から、男子の部に32校(277名)、女子の部に35校(154名)が出場する1年の締めくくりの大会です。この大会への参加を最後に、我が弓道部でも就職活動に入る学生も出場する大きな大会です。
また、来年6月に開催される「全日本学生弓道選抜大会」への出場権が得られる(全国で55校程度選抜)大会でもあります。

そのような大きな大会の報告で、まずは男子の結果を、といきたいところですが、普段の力を発揮できたりできなくて団体としてあまり振るわなかったので、省いて女子の結果と個人戦の結果をご報告します。

1日目は、男女団体予選(男子:6人一組、女子:3人一組)がありました。まずは、女子主力メンバーの予選での感想です。

下村知恵(大前)
大前として、他2人への流れを作れるように尽力しました。自分の力を全て出し切って頑張りました。

佐藤香奈恵(中)
お互いで支え合えたからこそいい結果を残し決勝へと進むことができました。それぞれがベストを尽くすよう頑張りました。

倉田菜々子(落)
自分自身と団体の皆を信じて自分の精一杯を出し尽くしたから決勝へと行けました。

 注)弓道では、前から順に「大前」「中」「落」と言います。


予選の結果は、感想にもあるように、48射27中で8位で予選を通過し、決勝リーグへと駒を進めました。


48射26中が予選通過のボーダーライン

この大会の男女とも団体予選で中国地区の1位~4位、四国地区の1位~2位のチームには、来年6月に開催される「全日本学生弓道選抜大会」への出場権が得られます。

福山大学女子は、団体予選を8位での通過でしたが、中国地区の大学としては4位にあたります。

よって、来年6月に開催される「全日本学生弓道選抜大会への出場権を得」ました。

おまけ:男子の結果

94射64中が予選通過のボーダーライン

2日目は、男女個人戦決勝と男女決勝リーグ1日目がありました。個人予選と決勝の結果は以下の通りです。

男子個人予選の結果
藤村天羽 20位タイ(心理学科:1年)
岩本健佑 12位タイ(建築学科:2年)
その他の学生(13名)は、1次予選または、2次予選にて敗退しました。

女子個人予選の結果
佐藤菜々子 6位タイ
その他の学生(4名)は、1次予選または、決勝1射目で敗退しました。


さて、女子決勝リーグ1日目の結果は、力及ばず0勝4敗でした。


女子団体決勝リーグ1日目終了時点での結果

3日目は、男女決勝リーグ2日目がありました。女子決勝リーグ結果は、0勝9敗で10位でした。

女子団体決勝リーグ最終結果

決勝リーグに出場しての学生の感想です。

下村さん(海洋生物科学科:2年)
自分の強み、弱みがよく分かりました。「課題」がたくさん見えた、良い大会でした。近くで、綺麗な射形を見ることで良い刺激になりました。

佐藤さん(生命栄養科学科:1年)
上手い人達の射技をたくさん見られました。決勝へ行くことで自分がまだまだ未熟なことを思い知らされました。これからに活かせていけるいい機会になりました。

倉田さん(生物工学科:1年)
高校の時に経験した決勝リーグより、大学の決勝リーグは体力的にも精神的にもしんどかったです。このしんどい中でも自分の実力を出せるようにこれからの練習を頑張ります。

手前から、(大前)下村、(中)佐藤、(落)倉田

決勝リーグは、予選を勝ち抜いたチーム総当りで、前半、後半に分けて対チームとの総的中数を競います。結果を良く見てもらうと僅差で勝敗が決している試合がたくさん見られます。決して、自分に与えられた本数(一立4本)以上を射ることができません。

皆が感想で述べてくれているように、自分の実力を出し、他のメンバーを信じて「刻一刻と変化する会場の空気」、「仲間の的中」、「緊張と高揚」を感じながら臨んで訪れた悔しい結果です。

今後、これらの感情を少しでも克服し、「的に矢が吸い込まれる瞬間」を1射でも多く感じられるように弓道の基本である「射法8節」を重んじ、男女を問わず、日々練習に励んで少しでも高いレベルでの試合を経験できるように次の試合に向けてもう動き始めています。これからの弓道部の活躍に期待してください。応援をよろしくお願いします。
(弓道部顧問 片桐記)

学長から一言:学生の緊張感が伝わってくるような、顧問の片桐助教の報告でしたッ!!学生の皆さん、来年6月の全日本学生弓道選抜大会での活躍を期待していま~す!!!