2017/10/10

図書館倶楽部「第7回大学図書館学生協働交流シンポジウム」に参加!


こんにちは、学長室ブログメンバー、図書館倶楽部担当のKです。


今回は、福山大学の図書館ボランティア団体「図書館倶楽部」が、9/59/6に愛媛大学で開催された「7回大学図書館学生協働交流シンポジウムに参加した際の様子をお届けします。


 本学の図書館倶楽部のような図書館サポーター団体は、全国の大学に多数存在します。本学のようにボランティアの団体もあれば、クラブやサークルとして活動している団体もあります。
 こういった学生協働の動きは、全国各地の大学図書館で活発化しています。しかし、現場での悩みや課題はつきません…。今年のシンポジウムは、そういった悩みや課題を解消するため、全国の大学図書館員と学生が集まって、学生協働のミライを切り拓こう!というテーマで開催されました。


  今回、本学から参加したのは、人間文化学科一年次生の藤井由実さんと、メディア・映像学科四年次生の迫翔くんです!

  まず開会宣言があり、その後、ランダムに選ばれた三人組の班ごとに、各々の団体の悩み・現状・理想についてブレーンストーミングを行いました。次に、その場で出た意見をテーマとし、簡単なトークセッションを行いました。ここで三人組の班は解散し、午後からのワークショップで同じ班になっていた人を自分で探しだす、というものでした。


  その後、交流会を兼ねたランチミーティングが行われました。
鯛飯のおにぎりやじゃこ天!
鯛そうめんなど、愛媛名物がもりだくさんでした

 午後のワークショップは、午前中のオリエンテーションでテーマの一つとなっていた「各団体の悩み」について、その共有、解消のための工夫、解決策を考えよう、というものでした。

  事前アンケートにて各自の一番の悩みを挙げていたため、それぞれのワークショップでは、悩みが一致する人同士で組まれていました。班ごとに分かれてからは、簡単な説明の後、「原因分析の方法」と「目標設定からの解決をはかる方法」のどちらかを選択し、意見を出し合いました。

  最後、各班から出た意見をまとめ、模造紙に書き起こして全体で共有し、初日はここで解散となりました。

藤井さんの班は企画や活動など、団体の運営に関する悩みについて

迫君の班は、利用者からの図書館への要望をどうフィードバックするかというテーマでした

 こういった悩みや不安をテーマに他大学の人と話すと、どうしても自分たちの団体でできていない内容だけを聞き出そうと考えてしまうのですが、他大学の参加者からは、メンバー同士の連絡ノートや企画書など、本学の図書館倶楽部しかやっていないことが非常に参考になったとの意見が聞こえ、嬉しく感じました。


二日目は、まずは、ポスターセッションがありました。ポスターは事前に各団体が作成し、愛媛大学に提出していたもので、①図書館と団体紹介、②理想の図書館の実現にむけて、③シンポジウム参加後の活動について、の三つのテーマがあり、図書館倶楽部は①の「図書館と団体の紹介について」のポスターを作成・発表しました。
実際のポスターがこちら
二人で交互に発表し、一人がブースに残っている時は、もう一人が他大学のポスターを見て回りました。

ポスターセッション後。記念撮影しました
  ポスターセッションの後、開催校より閉会の挨拶がありました。毎年、開催校の職員だけでなく、その大学のサポーター団体も準備に奔走するため、感動もひとしお。担当職員からの謝辞も述べられました。


閉会後は、愛媛大学と松山大学の図書館を見学させていただきました。図書館見学は班ごとに順番で行われ、待ち時間を退屈しないよう、みきゃん(愛媛県のご当地ゆるキャラの松山大学バージョン)も参加してくれました!


松大みきゃんはふつうのみきゃんとは別物のみきゃんだそうです…
 今回参加してくれた藤井さんに、シンポジウム参加の感想を頂きました。
 「私は図書館団体が全国から集まるということに興味を持ち、シンポジウムに参加しました。 1日目には、班ごとに共通の悩みについて話し合い、解決方法を考えました。2日目には、各団体がどのような活動をしているのかを紹介しました。 色々な学校の人と話すことができて楽しかったです。11人が活動をより良くするためにはどうしたらよいか、と考えていました。私にはやる気が足りないと実感しました。これからは今回の経験も活かし、積極的に活動をしていきたいです。」
 
 二人とも、二日間を通して様々な大学、団体の方と交流し、色々な事を感じたと思います。自身の課題も見えたところで、今後の活動に活かして欲しいと思います。



学長から一言:2人の学生には、他大学の学生と会話し、知恵を出し合い、一緒に考えをまとめる、というとても素晴らしいアクティブ・ラーニングの場になりましたねッ!これから、本学の図書館運営に、どう生かされるかな?!?「お・た・の・し・み」