2017/10/31

メディア・映像学科 美術館見学に行ってきました!

こんにちは。学長室ブログメンバーのメディア・映像学科の阿部です。学内は大学祭が終わったばかりですが、この10月は近隣地域においてもたくさんの「祭」が開催されていました。

メディア・映像学科では、鞆の浦と尾道で開催されていた現代美術の展示「海と山のアート回廊」をみんなで観に行ってきましたので、そのことについて報告します。


尾道市美術館では「現代アート、はじめます。草間彌生 から さわひらき まで」展が開催されていまして(10月22日に終了)、20、21日に学科の1、2年次生と一緒に見学してきました(上記の写真は20日見学時のもの)。

この展示は、「現代美術の入門」として構成され、高名な国内作家の作品がずらりと並んだ贅沢な展示となっています。今回は、事務局の石川さんに直々にご案内いただき、作品の解説だけでなく、どうやって搬入したかといった実務的なところも含めてお話しいただきました。
「海と山のアート回廊」展示の全体が分かる資料は、各イベント会場にて配布されています。
展示室内をお見せできないのが残念ですが、巨大なオブジェをどのようにこの展示室内に配置したのか(どの部分が解体できるようになっているのか)であるとか、同じ作家がこれまでどのような作品をつくってきたかなどの説明を聞ききながら、2時間強かけて鑑賞しました。

特に印象的であったのが、照明の当て方についてでした。作品によっては照明の当て方を指定しているものもあるようで、その仕様書通りに照明を当てた時に作品の見え方がずいぶんと変わり驚きましたと石川さん。作品を作るだけでなく、どのように見せるかという点へのこだわり方を教えていただく機会となりました。



展示見学の振り返りの授業では、1,2年次生がグループをつくって、展示の方法として工夫されていたことなどについて話し合う時間を設けました。何かを制作するには、さまざまな制作物を観る・分析するという視点の蓄積がとても大事になります。鑑賞直後にどの作品がよかったかなどを理由も含めて共有すると、「そんな見方もできたか!」と改めて発見することも多く、大勢で作品を観ることの楽しさを味わう時間にもなりました。

今後の学内外での展示にすぐにでも活かせそうな視点がたくさん出てきましたので、学科生たちの今後の制作・展示が今からとても楽しみです・・・!


今回の展示見学に際しまして、海と山のアート回廊実行委員会のみなさん、尾道市美術館のみなさんには多大なご協力を頂きました。御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

学長から一言:美術館の展示物を見る、というところからも、様々な学びと発展があって、さすが、メディア・映像学科ですねッ!学生の学びが大きくなるようにご協力くださった関係者の皆様、ありがとうございました!