2017/02/22

建築学科OGによる講演会を開催!〜家具設計者から高校教諭への転身 〜

工学部建築学科の学長室ブログメンバーSです。建築学科で取り組んでいる女子キャリア教育プロジェクト「びんご建築女子」の活動の続報です。

このプロジェクトは、学内で開催する「OGによるキャリア講演会(1回2回3回4回5回6回)」と、学外で建築体験をする「建築見学会(犬島見学光のショールームと重要文化財見学古民家の美術館改修プロジェクト見学しまなみ海道)」を柱とする活動で構成されています。

今年度最後の活動となりました「OGキャリア講演会」が先日開催され、そのレポートが届きました。今回のレポートを担当してくれたのは、本学科2年次生の内藤さんです。それでは、よろしくお願いします。

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びんご建築女子運営メンバー、建築学科2年次生の内藤諒子です。

2月15日に第7回キャリア講演会が行われました。講師には、広島県立府中東高等学校インテリア科で教諭をされている本学卒業生の平松夕加奈さんにお越しいただきました。

講演テーマは「人を育てる仕事〜絆づくりの大切さ〜」です。平松さんは福山大学を卒業後、家具メーカーで家具の設計をされた後,その経験を生かして教師の仕事へ転職されています。ご講演では、現在に至るまでのお話をお聞きすることができました。

いつものプロジェクトラウンジは工事中で講義室での講演会でした
お話の中で、一番強く感じたことは、どの転機にも“人とのつながり”があり、その“つながり“がとても大切だということです。今の職に就かれることになった転職のきっかけも大学の恩師からの紹介という“人とのつながり”でした。そして、高等学校の先生をする中で、生徒と接することで“つながり”が広がっていくそうで、現在されている仕事は人とのつながりを実感出来る職なのではないかと思いました。

これまでもOGの方に来ていただいた際、どの方も「“人とのつながり”が大切だ」とおっしゃっていました。今回のご講演を聞き、より一層“つながり”の大切さを知り、自分の生活の中でも大切にしていきたいと思いました。

人とのつながりとは、日々のちょっとしたことが影響するのだそうです。挨拶をすることや、感謝をすることなど日常の中で生まれるそうです。そして、そこで生まれた“つながり”の中で人を支え、また自分も人に支えてもらうことが大切なのだということを教えていただきました。平松さんは教諭になられ、“つながり”を通して年々減少傾向にある「ものづくり」の後継者の育成をされています。
さすが高校の先生なので興味を引き出すような話術でした!
本学の建築学科では教職課程も取ることができるのですが、建築はつくる仕事だけではなく、人を育てる仕事でもあると改めて気づきました。建築の仕事は幅広いので、私たちの未来も選択肢が多いです。それぞれにあった職を見つけていきたいです。

平松さん、お忙しい中、貴重な時間をありがとうございました。ますますご活躍されることを願っております。

恒例の講師を囲んでの集合写真です

学長から一言:本学卒業生の活躍を身近に感じられて、学生の皆さん、とてもよい勉強になりましたねッ!!!ヒトは一人ではとても弱い生物ですが、つながりを大切にして集団を作り、支え合い、助け合って、強い「人間」(「間」に注意!!)になっているのですねッ!!!