前回に引き続いて、建築学科が取り組んでいる女子キャリア教育のプロジェクト「びんご建築女子」の活動を紹介するレポートで、今回で第五回になりました。
このプロジェクトの柱となっているOGを招いて仕事の内容や様子について講演してもらう「OGによるキャリア講演会」を既に三回開催しています(第一回・第二回・第三回の様子はこちらへ)。
ご紹介してきましたように、学内での活動を中心としてきました「びんご建築女子」でしたが、キャンパスの外に飛び出した活動を実施したというレポートが届きましたのでご紹介します。
今回のブロクに掲載するレポートを担当してくれましたのは、1年生の運営メンバーとして活動している内藤諒子さんと棗田美羽さんです。よろしくお願いします。
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「びんご建築女子」運営メンバーの建築学科1年、内藤諒子と棗田美羽です。
夏休み中の9月17日に「びんご建築女子」のメンバーとプロジェクトの先生方で岡山県にある犬島へ見学に行きました。今回、犬島を見学に行ったのは、現在行っているキャリア講演会で学んだ知識から、「実際に本物をみてみたい!」という思いが高まり、先生方の協力で実現しました。世界的に評価されている「犬島家プロジェクト」をみることで実際に建築物と触れ合い、建築を考えるということが目的です。
また、女性の建築家、アーティストとして活躍されている方の作品が数多くあり、いい影響と刺激を受けるという期待満々で行ってきました。
犬島家プロジェクトのA邸(設計:妹島和世)の中で記念撮影
現代アートと建築のコラボです!
現代アートと建築のコラボです!
まず初めに向かったのは犬島精錬所美術館です。犬島精錬所美術館はもともとの精錬所を上手く活用し、また自然エネルギーを活かした造りとなっており、案内の方がされる説明を聞いて、みんなで驚いていました。美術館の中は三島由紀夫をモチーフとしたデザインで構成されており幻想的な空間などがたくさんありました。
これが精錬所美術館の入り口です。精錬所跡の廃墟を利用した
現代アートの美術館は最初からドキドキの空間構成でした!
見学当日は朝から空がどんよりとしていて雨が降っていましたが、犬島精錬所美術館を見学し外に出て自由に島にある作品を見ようというときにはすっかり雨も上がっていました。お昼からの自由行動ではご飯を食べた後、島の中に点在する作品を見にあちこち歩き回りました。
小さな島に点在する作品をゆっくり歩いて見てまわります
島には、思いがけないところにもアートがありました
近づくとびっくりのオブジェが住宅の中にあります
なんだこれ、と感じるような不思議で面白いものが島のいたる所にありました。個人的に、とても印象に残っているのがA邸です。色鮮やかな造花の花びらがとても魅力的で、それを見た一瞬で引き込まれてしまいました。環状のつくりとなっていて、中からも見ることが出来、また違った風景を楽しむことができました。
A邸外観(設計:妹島和世)
この見学を終えて、今まで来たことのない空間と思いつかないデザインのものを実際に見て体験したことで、建築を見る目が養われ良い刺激を得られたのではと感じています。また同じ建築学科の人と行くことで建築物について語り合うことが出来き、とても充実した見学になりました。
今回の経験がこれから学んでいくことや取り組んでいくことに反映でき、より一層素敵なアイデアや作品を作っていくことが出来ればと思っています。
精錬所美術館屋上にて記念撮影(ロゴを配した横断幕が立派!)
学長から一言:これは驚きですね~。。。でも本当に驚くには、やはり行ってみないと。。。でも、暇ないなー。。。グスッ、グスッ。。。