データで概観すれば、新入生の56.2%にあたる365人が受検を申し込み、そのうちの約7割69%の252人が検定(3級)に合格しました。もう少しで合格という準認定組を加えれば、受検者の93%が「認定証・準認定証」を手にしました。
日本語検定は、平成19年に始まった、日本語母語話者を対象とする日本語の検定です。文部科学省、日本商工会議所などが後援しています。内容は、漢字などの特定の領域に限定せず、敬語・文法・語彙・語意・表記・漢字の6領域と総合問題とでバランスよく出題され、日本語の総合的な運用能力を測る検定です。
これを導入・実施するにあたっては大学より検定補助があり、学生の意欲は高まりました。また、今年度より学修支援システム「セレッソ」の全学的運用が始まったのはタイムリーでした。検定に向けた学習に、ずいぶん活用することができました。
新しいことを始めるには、諸々の条件が整うことが必要です。各方面からのサポートがあってこのような結果となったことを、ひとまず喜びたいと思います。
でも、あらためて言いますが、学生はよく頑張りました。これがなければどうにもなりません。
実生活のあらゆるところにことばの力は要求されます。日本語検定で問われる敬語や実践的文法は、じつはこれから学生が社会に出て行くにあたり、最初に問われることであります。コミュニケーション能力の基礎となる日本語力を意識し、これを磨くことは、検定の結果が出たところで終るものではないのです。
学長から一言:。まずは、「はじめの一歩!」ですね!!!ここから次の段階へ!!!学生も、指導・支援の教員もがんばりましょう!!!期待しています!!!
(T)