2015/07/08

バリバリに活躍している女性一級建築士OGの建築への情熱に感動!

  みなさんこんにちは、学長室ブログメンバーのSです。
 前回、お知らせしました建築学科が取り組んでいるプロジェクト「びんご建築女子」の続報です。

先日、活躍中のOGをお招きして講演して頂く、「『びんご建築女子』第一回OGによるキャリア講演会」が、今話題のプロジェクトラウンジを使って開催されました。その様子の記事を作ることもプロジェクトの一環となっているとのことです。それでは今回のレポートを担当してくれる運営メンバーの日和さん、お願いします。

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「びんご建築女子」運営メンバーの建築学科2年生 日和茅里です。

6月29日に第1回キャリア講演会が行われました。講師には本学大学院卒業生の岡田典子さんに来ていただきました。岡田さんは、現在岡山県の設計事務所で働かれている一級建築士です。設計を担当した住宅が、新建築や住宅建築といった有名な建築雑誌に掲載されていて、とても活躍されています。



 
キャリア講演会はかっこいいプロジェクトラウンジで行われました


今回の講演会では、岡田さんが担当した住宅設計の紹介や実際の仕事内容を中心にお話しをしていただきました。普段の授業では、聞くことのできない貴重な情報です。

私が一番印象に残ったのは、岡田さんの設計への情熱です。朝早くから夜遅くまで、土日もほとんどを事務所で過ごして設計をしているそうです。「好きだからできる」とおっしゃっていましたが、よい建築を創り出すためには、それだけの労力をかけ、真剣に考える時間が必要なのだということが伝わってきました。



わかりやすく説明してくださる岡田さん。
まだ大学院を卒業して5年なのにすごい仕事をされています。

 岡田さんに「いい建築をつくるために必要なことは何か」と質問したところ、「いい建築をみること」とアドバイスをいただきました。私も見てみたいと思っていましたが、どうしていいかわかりませんでした。でも、岡田さんが建築雑誌や建築マップを常にチェックをしていて、場所がわからなくても探し当てて見に行くということを聞き、私もやってみようと思いました。




岡田さんの話に、みんなが真剣に聞き入っています
  また、実際に設計を施工する段階の話も印象的でした。建築業界、特に施工の現場は、職人さんを中心とした男社会だそうです。その中で自分のつくりたいものをつくってもらうには、男性の建築士とは異なる工夫が必要だということでした。職人さんとのやりとり、指示のだし方などは言葉を選んで気配りをしているそ うです。この業界でやっていくためには、勉強すること、どんなことがあっても負けない度胸が大切であることを教えていただきました。そしてなにより、忙しい 毎日を過ごして頑張っている岡田さんの「建築への情熱」に私たちは感動しました。

岡田さん、これからもますます頑張ってください!




最後にみんなで集合写真を撮りました。前列中央が岡田さんです。



学長から一言:OGのすばらしい活躍ぶりは、とてもよい刺激になりますね!!!いかがですか、女子高校生の皆さん、福山大学の建築学科へどうぞッ!!