2015/03/09

内側と外側

こんにちは、生物工学科の佐藤です。

瀬戸内海の島々から生物多様性の法則を学んでいます。

瀬戸内海を東洋のエーゲ海と呼ぶべきか、エーゲ海を西洋の瀬戸内海と呼ぶべきか、それほど瀬戸内海は美しい島の景観を持ちます。そんな景観には誰しもが魅了されます。ある人にとっては心を癒される文化的なサービスになっているかもしれません。こんな美しい風景が福山大学のすぐ近くにあるのですから、私たちは幸運です。
2012年3月21日 向島 高見山から本州側を望む
2013年4月13日 因島 大浜PAから向島を望む
2009年8月24日 因島 白滝山から本州側を望む
2014年3月28日 大三島 ところミュージアムから本州側を望む
2014年3月21日 伯方島から船折瀬戸を望む
2015年2月27日 大島 亀老山から大三島側を望む
2014年5月17日 大島 亀老山から四国側を望む
そして、こんな素敵な風景に出合ったら誰でも ↓ こうなります。3年生の学生たちをフィールド調査で瀬戸内海の島に連れて行くと、「瀬戸内海の島に来たのは初めてです」という学生が多く、そしていつもその美しい風景に感動して帰ります。こんな近くにあるのに行かないなんてもったいないですね。私の知人は先日ママチャリで尾道から今治まで走破しましたよ。学生時代の思い出になるかもしれません。

しかし、そんな美しい島にも困った問題があります。ゴミです。ネズミのトラップを仕掛けようと、一歩山の中に入ると、時に大量のゴミに出くわすことがあります。美しい外側とはまさに対称的です。
誰がこんなにたくさん。。。
洗濯機??
私が最初にこの事実に出会ったとき、少なからずショックを受けました。自然の美しさで人間の汚さを包んでいる。そんなところにかもしれません。これでは表面だけ美しくても世界に誇れません。この問題は簡単に解決できるものではありませんが、そのまま見過ごすわけにはいきません。長い道のりになりそうですが、フィールド調査の際に、持ち帰ることの可能なゴミを持ち帰ることにしました。
できることから少しずつ。世界に誇れる美しい瀬戸内海の島々を維持しましょう。そして、福山大学が率先して行動しましょう。

あ、そうそう、関係ないですがもう一つ内側と外側の話。生物工学科17号館は以前より、トイレや建物内の壁の塗装など内側からきれいにしてもらっていましたが、先日、ついに外側の塗装も完了し、内側も外側もきれいになりました。





学長から一言:ゴミ拾いの輪が広がって、瀬戸内の内も外も、きれいになると良いですね。。。学生の皆さん、がんばって!! 因島出身の本学創業者 宮地茂氏も、きっと草葉の陰から応援してくれていますよ!