2017/07/25

福山大学の体験入学会を「体験」してみました(次回は8月20日)!

こんにちは、学長室ブログメンバーのmiuraです。7月16日に開催された体験入学会には、梅雨明け直後の高い気温の中、本当に多くの高校生や保護者の皆さまにお越しいただきました。

今回は、体験入学会で実施された学科別の授業の様子を中心にリポートします。

まずは、大学会館での様子を写真と共にお伝えします。こちらは前回の見学会同様、学科別の相談コーナーです。興味のある学科の教員に、進路や授業について直接相談することができます。



こちらでは学生さんがLINEの登録をおすすめしていました。LINEで福山大学のアカウントと友達登録をしていただいた方には、ちょっとしたプレゼントをお渡ししています。今後入試関連行事の情報が提供されます。

今回も多くの学生さんに協力をしていただきました。
こちらは大学教育センターのJason Lows講師による模擬授業コーナーです。ご覧の通り大人気で、多くの高校生の方が福山大学の英語の授業を体験していました。


他にも入試相談コーナーや、学生生活相談コーナーなど、進学に関わる疑問や不安を少しでも解消できるような企画が用意されていました。

毎回恒例、松田学長との記念撮影

今回は冨士副学長、大塚副学長も一緒に撮影しました。
また先日リニューアルオープンしたばかりの「カフェテリア爽風」を昼食会場の一つとしてお披露目しました。(参考:『第一食堂が「カフェテリア爽風」としてリニューアルオープン!』)爽やかなインテリアと素晴らしい景色で、お昼の休憩時間を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
リニューアルしたカフェテリア爽風での昼食の様子
それでは、学科別の授業の様子をお伝えします。今回は心理学科税務会計学科生物工学科の三つの学科に絞ってお伝えしたいと思います。

まずは、心理学科です。

こちらでは、平研究室による嘘発見器を用いた模擬実験を行っていました。

実験の説明をする平先生
これは日本の警察の捜査でも実際に使用されており、特殊な機械によって心拍、脈波、呼吸、汗を計りながら、質問に対して嘘で答えているかどうかを判断します。ちなみに今回は、汗を用いた計測のみを行いました。

被験者は、ボランティアとして名乗りを上げてくれた高校生の方。
手の指に、このようなパッチを貼りつけます。
被験者は、1~5までの数字が書かれた5枚のカードの中から、実験者に見えないように一枚を引き、数字を記憶します。

実験者が順番に数字を述べ、被験者は全てに「いいえ」と答えなければいけません。その間の汗を計測し、実験室の外のパソコンで結果を観察します。

全員が固唾を飲んで見守ります。
結果は、平教授が指摘した通りの5番。しかし動きがとても微妙だったため、今回は平教授の経験から当てることができましたが、この結果だけで嘘と判断することはできないそうです。

このように人によっては結果が出難いこともあるため、実際には心拍、脈波、呼吸すべてを計測した上で判断するそうです。

「嘘発見器」と聞くと、どんな物かなかなか想像しづらいですが、このように様々な科学的根拠に基づいて判断されるのですね。(より詳しい情報は、平研究室のホームページにあります)


次に、税務会計学科です。

こちらではまず、税務会計学科の学生である小山諒くんによる学生生活についてのプレゼンテーションが行われました。

大学での授業、アルバイト、部活動について、学生の目線から高校生の皆さんにアドバイスをしていました。ちなみに小山くん曰く、「福山大学は施設が良いので、パソコンなど自由に使えて勉強に便利」だそうですよ。


プレゼンテーションが終わると、次に小林正和教授の講義がありました。講義のテーマは「店舗レイアウトを見てみよう」です。


棚やレジの配置、陳列方法の種類、動線など、店舗レイアウトの様々な要素について説明。私たちが普段何気なく利用するコンビニやスーパーマーケットのレイアウトには、様々な工夫や戦略が隠されているのですね。

買い物をする時、これからは少し違った視点でお店を見ることが出来そうです。


最後に、生物工学科です。

皆さんは、パンがなぜ膨らむかご存知ですか? 生物工学科では、パン作りに欠かせない「酵母」についての講義・実験でした。

酵母には多くの種類が存在し、種類によって膨らみ具合や味、食感が異なるそうです。このうち、膨らみ具合の違いを確かめる実験をドウ試験と言い、これを今回、高校生の皆さんに体験していただきました。これはパンを開発する際にはどの食品メーカーでも行っている試験だそうです。

本学の生物工学科といえば、バラから採れる「バラ酵母」を用いたパンやワインが実際に製品化されています。

(参考:『「福山バラ酵母のパン」初の福山大学ブランドを販売開始!!』、『福山大学ブランド第二弾、「さんぞうの赤」ワインを発売へ!!』)

今回ももちろん、バラ酵母を使って実験を行いました。まず砂糖や塩を加えた小麦粉と、水、酵母を混ぜます。小麦や塩の配合の違いによっても膨らみ方は変化するそうです。


完成した生地は、試験管の中に入れます。
そうすることで、時間を置いたときにどれだけ生地が膨らんでいるか一目で分かりますね。


発酵器の中に入れ、しばらく寝かせます。
膨らんでいるのが分かりますか?(今回は2種類のバラ酵母を使用しています。)


このようにして、生地の膨らみにどのような差が出るかを確かめるのですね。ちなみにドウ試験で使った生地は実験用なので、食べる分は前もって準備してあった生地を使いました。バラ酵母パン、美味しそうですね!

焼きたてのバラ酵母パン
このように体験入学会では、講義や演習、実験等を通して、実際に大学での学びに触れることが出来ます。「ちょっと興味があるなぁ」くらいの関心でも楽しめる内容ばかりですし、思い切って参加することで、思わぬ発見があるかもしれません。

次のオープンキャンパスは8月20日にあり、こちらも今回と同じく体験入学会です。今回のように一日を通してじっくり大学を知ることが出来るので、興味のある高校生の皆さんは是非参加してくださいね!

また9月16日にも見学会があります。こちらは午後からの半日のスケジュールで、より気軽に参加できるのではないでしょうか。

ぜひ、福山大学のオープンキャンパスに来てみてください!


学長から二言:若い職員のmiuraさんの体験談は、高校生目線に近いのではないでしょうか?!?高校生の皆さん、楽しくかつためになる福山大学の体験入学会にぜひ、おいでくださ~い!!!ところで、「焼きたてのバラ酵母パン」は、参加したらみんな食べられるのか、ちょっと気になりますねッ!