今回は、体験入学会で実施された学科別の授業の様子を中心にリポートします。
まずは、大学会館での様子を写真と共にお伝えします。こちらは前回の見学会同様、学科別の相談コーナーです。興味のある学科の教員に、進路や授業について直接相談することができます。
こちらでは学生さんがLINEの登録をおすすめしていました。LINEで福山大学のアカウントと友達登録をしていただいた方には、ちょっとしたプレゼントをお渡ししています。今後入試関連行事の情報が提供されます。
今回も多くの学生さんに協力をしていただきました。 |
他にも入試相談コーナーや、学生生活相談コーナーなど、進学に関わる疑問や不安を少しでも解消できるような企画が用意されていました。
毎回恒例、松田学長との記念撮影 |
今回は冨士副学長、大塚副学長も一緒に撮影しました。 |
リニューアルしたカフェテリア爽風での昼食の様子 |
まずは、心理学科です。
こちらでは、平研究室による嘘発見器を用いた模擬実験を行っていました。
実験の説明をする平先生 |
被験者は、ボランティアとして名乗りを上げてくれた高校生の方。 |
手の指に、このようなパッチを貼りつけます。 |
実験者が順番に数字を述べ、被験者は全てに「いいえ」と答えなければいけません。その間の汗を計測し、実験室の外のパソコンで結果を観察します。
全員が固唾を飲んで見守ります。 |
このように人によっては結果が出難いこともあるため、実際には心拍、脈波、呼吸すべてを計測した上で判断するそうです。
「嘘発見器」と聞くと、どんな物かなかなか想像しづらいですが、このように様々な科学的根拠に基づいて判断されるのですね。(より詳しい情報は、平研究室のホームページにあります)
次に、税務会計学科です。
こちらではまず、税務会計学科の学生である小山諒くんによる学生生活についてのプレゼンテーションが行われました。
大学での授業、アルバイト、部活動について、学生の目線から高校生の皆さんにアドバイスをしていました。ちなみに小山くん曰く、「福山大学は施設が良いので、パソコンなど自由に使えて勉強に便利」だそうですよ。
プレゼンテーションが終わると、次に小林正和教授の講義がありました。講義のテーマは「店舗レイアウトを見てみよう」です。
棚やレジの配置、陳列方法の種類、動線など、店舗レイアウトの様々な要素について説明。私たちが普段何気なく利用するコンビニやスーパーマーケットのレイアウトには、様々な工夫や戦略が隠されているのですね。
買い物をする時、これからは少し違った視点でお店を見ることが出来そうです。
最後に、生物工学科です。
皆さんは、パンがなぜ膨らむかご存知ですか? 生物工学科では、パン作りに欠かせない「酵母」についての講義・実験でした。
酵母には多くの種類が存在し、種類によって膨らみ具合や味、食感が異なるそうです。このうち、膨らみ具合の違いを確かめる実験をドウ試験と言い、これを今回、高校生の皆さんに体験していただきました。これはパンを開発する際にはどの食品メーカーでも行っている試験だそうです。
本学の生物工学科といえば、バラから採れる「バラ酵母」を用いたパンやワインが実際に製品化されています。
(参考:『「福山バラ酵母のパン」初の福山大学ブランドを販売開始!!』、『福山大学ブランド第二弾、「さんぞうの赤」ワインを発売へ!!』)
今回ももちろん、バラ酵母を使って実験を行いました。まず砂糖や塩を加えた小麦粉と、水、酵母を混ぜます。小麦や塩の配合の違いによっても膨らみ方は変化するそうです。
完成した生地は、試験管の中に入れます。
そうすることで、時間を置いたときにどれだけ生地が膨らんでいるか一目で分かりますね。
発酵器の中に入れ、しばらく寝かせます。
膨らんでいるのが分かりますか?(今回は2種類のバラ酵母を使用しています。)
焼きたてのバラ酵母パン |
次のオープンキャンパスは8月20日にあり、こちらも今回と同じく体験入学会です。今回のように一日を通してじっくり大学を知ることが出来るので、興味のある高校生の皆さんは是非参加してくださいね!
また9月16日にも見学会があります。こちらは午後からの半日のスケジュールで、より気軽に参加できるのではないでしょうか。
ぜひ、福山大学のオープンキャンパスに来てみてください!