先の7月14日(金)の3限と5限に、本学科一年次生対象のスマートシステム概論の授業において、産業総合技術研究所 情報・人間工学領域研究戦略部長で、本学科の客員教授でもある横井一仁氏による講義が開講されました。
スマートシステム学科の本年度の一年次生には、ロボットに興味があるという学生が何人も居るので、非常に熱心に講義に集中していました。
まずは、横井先生による産業総合研究所の研究紹介から始まりました。
まずは、横井先生による産業総合研究所の研究紹介から始まりました。
横井先生による「スマートシステム概論」
産業総合研究所の紹介
さて、産総研というと、2009年に発表されたサイバネティックヒューマンHRP-4C未夢という少女型のロボットが話題になり、何度かニュース等でも取り上げられました。横井先生はこの開発に深く関わっておられました。
サイバネティックヒューマン未夢
今回のスマートシステム概論は、最初にロボットに関する内容、そして昨今話題の人工知能に関する内容についてでした。授業の中では、産総研が2013年に発行した「社会まるごとスマートシステム」の書籍が紹介され、日本の技術力・開発力の結晶である「スマートシステム」の将来性について触れられました。
また、授業は終始、学生への質問や問いかけを中心としたインタラクティブな形式で、学生もぼんやり聞いていたのでは対応できないという緊張感のある時間を経験したのではないかと思います。
対話形式で進められる授業
授業の後半は、2グループに分かれ、これから発明するべきスマートデバイスを提案し、プレゼンテーションを行うというものでした。各グループからは、自分が思ったことを可視化してくれる「スマートノート」、家庭生活をさらに向上させてくれる「スマートガラス」が提案されました。
スマートノートのプレゼン「思ったことがなんでも映像になる夢のノートです!」
スマートガラス「窓ガラスがモニターや情報機器の代わりになる時代が、くる?」
今回の講義を通して、スマートシステム学科の「スマートシステムとは何ぞや」というテーマに学生が真摯に向き合い、自分の頭でそのイメージを作り出せたことはとても大きい成果だと思います。楽しい講義を通して、学生の成長を促すような内容はとて参考になりました。新たな視点で「スマートシステム」の製作に邁進していって欲しいですね(私も)。
横井先生を囲んでみんなで記念撮影
学長から’ちょっと長い’一言:平成26年度に「電子・ロボット工学科」から「スマートシステム学科」に学科の名称を変更した当初は、「スマートシステムって何?」という感じでしたが、ほんの数年で今や世の中、「スマートシステム」の時代になってきました。。。スマートシステム学科の学生の皆さん、しっかり学んで、考えて、時代をリードする人材に育ってくださいねッ!横井先生、ありがとうございました!!!