2017/06/13

高校生のための進路別セミナー(経済学部篇)

学長室ブログ担当の張楓経済学部税務会計学科准教授)です。6月11日に福山大学宮地茂記念館にて開催した「高校生のための進路別セミナー」における経済学部の3学科の様子を紹介します。

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経済学部の3学科(経済学科・国際経済学科・税務会計学科)の担当者はそれぞれ、2回にわたって高校生・保護者の皆さんに対して学科の特徴に関する説明を行いました。

(1)経済学科

経済学科長の早川達二教授から、経済学部が経済学科・国際経済学科・税務会計学科という3つの学科から構成されていることが説明され、また、それぞれの学科の大まかな特徴を紹介したうえで、経済学科では、総合経済コース、金融経済コース、スポーツマネジメントコースという3つのコースから、広い視野と実践能力を持ち、経済や組織体のありようや在り方に十分な理解を有する人材を養成することを「OUR MISSION」としていることが強調されました。今年度前期に、サンフレッチェ広島との教育提携講座「スポーツマネジメント論」が開講されたことも紹介されました。聴講者数は2回合計13名でした。

早川達二教授


(2)税務会計学科

税務会計学科の張楓准教授は、税務会計学科がその名前から連想される税務会計に関する教育のみを行う学科ではなく、経営学に関する幅広い学問(経営戦略、経営組織、マーケティング、中小企業論、経営史等々)を学ぶとともに、近年積極的に取り組んできている地域密着型学問としての備後経済論や地域調査の開講を通して、「知の共創・知の還元」という理論と実践の融合を目指すところに学科の最大の特徴があることを説明しました。

そのなかで、14年前から開始した名物講義の『備後経済論』や今年度前期から開始した地元企業との連携によるアクティブ・ラーニング『地域調査』の様子も、写真を交えながら紹介しました。聴講者は2回合計10名でした。

張楓准教授

(3)国際経済学科

国際経済学科の萩野覚教授は、近年国際経済学科が積極的に取り組んでいるグローバル人材育成事業について説明したうえで、グローバル人材とは何か、道具としての英語を身に付ける方法、さらに海外に触れることの重要性について、国際経済学科の在学生の留学体験などを交えながら、紹介しました。バリ島研修旅行ソフィア大学への留学、さらに国際経済学科主催の「しまなみサイクリング大会2017」などの様子に聴講者(計6名)は興味津々、聞き入っていました。

萩野教授

萩野教授の生き生きとした説明のなかで、最も印象に残った言葉を最後に紹介したいと思います。

   I Q   < P  Q   +   C  Q
Intelligence Quotient   Passion Quotient      Curiosity  Quotient

 知 能 指 数   情 熱 指 数    好 奇 心 指 数

今後のAIの進化にともなう世界及び日本の産業構造の変化に備えるために、従来のIQ(知能指数)より、むしろ、PQ(情熱指数)とCQ(好奇心指数)が人々に求められているとのことです。国際経済学科を含めて福山大学経済学部全体では、まさに萩野教授の言葉にある通り、大学生の情熱と好奇心を引き出すことに教育・研究の立脚点を置きながら、地域経済及び日本経済・世界経済を支える人材育成を目指しているといえます。

最後になりますが、7月1日開催予定の第1回目の見学会にはぜひご参加ください。多くの生徒と保護者の方々にお目にかかれることを楽しみにしています。


学長から一言:福山大学全体が、PQとCQを高めようと、課題解決型の,そして仲間と協力しながらの、アクティブ・ラーニングに力を入れていますよ!オープンキャンパス、お待ちしていま~す!!!