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6月7日、広島県が梅雨入りしたと報じられた将にその日、福山大学01101大講義室において「防災気象情報の知識と活用」という内容で講義が行われました。講師は日本気象予報士会広島県支部会員で気象予報士の熊谷智代氏です。受講生は約200名。
講義名は「地域防災基礎」。「防災士」の資格取得を目指す学生の支援と防災・減災に関する基礎的な知識の付与を目的とした講義です。
この日の講義では、天気予報や気象警報などの防災気象情報の種類と役割、防災気象情報の入手方法、大切な命を守るために入手した気象情報をどう活かすか、等に関して具体例を挙げながら説明が行われました。2014年の広島土砂災害や昨年の福山市浸水など、大雨が関係する災害が近年身近に発生しており、これから大雨のシーズンを迎えるにあたって、学生は熱心に聞き入っていました。
講義風景:気象予報士の熊谷智代氏
ところで、この「地域防災基礎」ですが、福山大学が開講を始めて今年で5年目となる「地域防災リーダー養成講座」の構成科目です。この講座と後期に開講される「地域防災応用」を履修すると、NPO法人日本防災士機構の防災士資格取得試験の受験資格が得られます。
4月12日には、第1回目として、宮内教授が「地域防災リーダー養成講座」開講の目的と意義、および「防災士の役割」に関して講義を行いました。第2回目の講義では広島県防災担当監の山本雅治氏により、近年の自然災害の特徴、過去の災害から何を学ぶか、などに関しての講義が行われました。
4月12日には、第1回目として、宮内教授が「地域防災リーダー養成講座」開講の目的と意義、および「防災士の役割」に関して講義を行いました。第2回目の講義では広島県防災担当監の山本雅治氏により、近年の自然災害の特徴、過去の災害から何を学ぶか、などに関しての講義が行われました。
講義風景:広島県危機管理監危機管理課防災担当監の山本雅治氏
講義風景:中国新聞社備後本社の高木友子氏
先に少し述べましたが、講座は、前期:「地域防災基礎」、後期:「地域防災応用」の2科目で構成されており、講義科目は教養教育科目として位置づけられ、出席、成績等の条件を満たせば、それぞれ2単位が認定されます。防災士の資格取得だけではなく、教養教育科目の単位も認定される、ひじょ~に有意義で、有難い講座です。
なお、防災士の資格取得を希望する学生には、福山地区消防組合の協力を得て、「普通救命講習」を毎年10月頃に福山大学内で実施しています。
防災士の資格取得に必要な「普通救命講習」の受講風景
学長から一言:社会人向けの講座も別に開講されているので、福山大学から地域に向けて、毎年たくさんの防災士や防災の知識を持った人材を出しており、地域の防災力の底上げに大きく貢献しています。。。素晴らしい地域貢献だと思いますよッ!