2017/06/08

東京で建物見学会(建築学科)!

こんにちは、学長室ブログメンバー 建築学科のSです。

建築学科の大島ゼミが実施した「東京建物見学会」のレポートが届きましたので紹介します。
大島秀明教授、よろしくお願いします。

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建築学科の大島です。建築を学ぶためには、教室や製図室など室内での学習はもちろん大切ですが、実際に建築物や街並みを見てまわることや、建築空間を体験することも必要です。

そのため、建築学科では毎年「東京建物見学会」を実施しています。学生たちは、リストアップされた建築物を事前に調べておき、当日にその建築物の空間を体験します。

今年度の1日目は、有楽町駅前にある「東京国際フォーラム」のガラス屋根のある吹抜けの大空間を体験しました。

東京国際フォーラム
その後、都市型のユニークな建築物が数多くある表参道に行きました。最初に、ガラスのプリズムのような外観の「プラダブティック青山店」を見学しました。外壁部分の斜め格子構造という、日本でも殆ど事例のない構造形式を採用した建築物で、包まれるようなふわっとした内部空間を持ちます。

プラダブティック青山店
さらに、「フロム・ファーストビル」、安藤忠雄設計の「コレッツイオーネ」、表参道の中でも特にユニークな「ポルトフィーノ」、「ルイビトン表参道ビル」、「ディオール表参道」、「ジャイル」、「表参道ヒルズ」などを見た後、乃木坂に移動して「国際新美術館」を訪れました。

ボルトフィーノ

表参道ヒルズ・吹抜け最下部

国際新美術館ではミュシャ展が開催されていたので、大変混雑していましたが、吹抜けの巨大なホワイエ空間を体験しました。

その後、六本木駅から京橋のギャラリーに行き、伊東豊雄展を見た後、銀座のカフェにて内部のインテリアデザインも見ながら、撮影した建築物の写真を見たり、明日の予定を確認して1日目が終了しました。
国際新美術館
2日目は、西新宿の工学院大学1階ホールにて開催された「東京都学生卒業設計コンクール2017」の公開展示会と公開審査会に立会いました。東京都内の建築系学生が製作した卒業設計作品が会場に展示され、しかも、製作者本人が作品の傍らに居て質問に答えてくれるという全国でも貴重な展示会です。

東京都学生卒業設計コンクール2017
途中、西新宿の「NSビル」を見学しました。世界一大きい振り子時計のある吹抜け空間を見上げ、29階の空中廊下を歩き、レストラン街で昼食をとりました。

新宿NSビル


卒業設計は大学生活4年間の集大成として、製作者である学生自身の社会に対する提言や問題提起、世界観などを建築的方法論によって表現するものなので、どの作品も模型が大きく、力作揃いで、製作者の熱意が感じられます。

見学会に参加した学生たちには、今回の体験をもとに、自分自身の卒業設計のレベルアップを図り、熱い思いを持って作品づくりに取り組むことを期待します。
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学長から一言:さすが日本の首都、東京!このブログの写真だけでも、圧巻ですねッ!!!学生の学びと振り返りは、どんな形で、まとめられるのかな?!?