2016/07/20

コンケン大学(タイ)の薬学部長らが来学し、両大学の交流事業の発展を協議!

こんにちは、薬学部の学長室ブログメンバーGoです。薬学部 杉原教授からの一報です。

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福山大学薬学部では、タイ王国のコンケン大学薬学部生が福山近郊の薬局や病院で6週間の実務実習を受ける、という学修支援を2014年度よりおこなっています。
また、その期間に、両大学の学生達が共同でセミナーを開催するなど、学生同士による交流もおこなわれています。今年度も9月19日から6週間、3名の薬学生が日本で実務実習を受講するために来日する予定です。

この度、これまでの学修支援に対して感謝の意を表し、また両大学の関係を今後より一層密接な協力関係に発展させるために、コンケン大学薬学部から薬学部長をはじめとして、アドバイザー役の日本人教授1名を含む5名の先生方が、松田学長ならびに鶴田薬学部長を表敬訪問されました(写真-1~4)。

薬学部長 Dr. Daosodsai、Planning and Quality Assurance 担当責任者Dr. Patanasethanont、海外研修プログラムならびに国際交流担当責任者Dr. Chulikhit、准教授Dr. Putalun 、海外インターシップ担当顧問Dr.Kankeの方々です。

写真-1 学長室を表敬訪問されたコンケン大学薬学部の先生方
 写真-2 松田学長とコンケン大学薬学部長
写真-3 松田学長と談笑中のコンケン大学の先生方
 写真-4 松田学長に贈られた校章入り陶器と2015年度国際交流報告書


コンケン大学の研究者の多くが海外に留学し、学位を取得されていますが、今回の来校者のうち3名も日本の大学で学位を取得された方でした。そのような背景もあり、コンケン大学では、21世紀を担う薬剤師として国際感覚を備えた人材の育成を重視しており、現在コンケン大学薬学部に開設しているインターナショナルのプログラムの強化を図ることを目的に、来日されました(写真-5)。


写真-5 2015年度国際交流報告書 p7 International Pharmacy Internshipに関する報告を掲載。コンケン大学薬学部は、福山大学薬学部を含む日本の6大学と1薬局においてコンケン大学生のInternshipを実施。
 
コンケン大学の校章

松田学長ならびに鶴田薬学部長(写真-6)と和やかな面談がおこなわれ、今後も、引き続き、コンケン大学との交流事業を継続していくことが確認されました。

 写真-6 鶴田薬学部長を表敬訪問

ところで、以前、コンケン大学のことを学長室ブログでご紹介したことがありますが、覚えていらっしゃるでしょうか?

コンケン大学は首都バンコクから440kmほど離れたタイ東北部のコンケン市に1964年に設立された国立大学で、17学部および大学院を有する総合大学です。学生数は約3.5万人であり、構内には自然湖や広大な農場や牧場がある東京ドームの193個分の広さを誇る大学です(写真-7)。

写真-7 コンケン大学薬学部   
             
    
地図: コンケン

コンケン周辺は起伏がほとんどない平地であるため、コンケン大学の先生方は、起伏に富み、山々に囲まれ、緑豊かな本学構内の風景を、美しいと感嘆されました。薬学部の施設として34号館を見学いただきましたが、薬学部内の図書館分館やマルチメディア室、プレナリーセッション室、調剤、クリーンルーム、TDMなどの演習用の設備が十分に整っている学修環境を、素晴らしいと賞されていました。

駆け足の来訪となりましたが、コンケン大学の薬学部長など先生方に本学をご覧いただけたことは、本学とコンケン大学との今後の交流に大きな意義があったと考えられます。今後は、さらに学生間同士の交流を深め、本学の学生にとりましても、国際感覚を養う機会になってほしいと改めて感じました。


学長から一言:穏やかな態度の中にも、国際的視野をもって発展していこうという若い息吹と強い意志の感じられるご一行でした!研修生の来られるのを楽しみにしていま~す!!