さて、前回のブログでは、花見堂君(スマートシステム学科2年生)と参加していた「RoboCup2016世界大会」の様子について、現地のドイツ・ライプツィヒメッセからお届けしましたが、7月6日水曜日に無事帰国してきましたので、ご報告いたします。
前回の報告では、競技二日目が終わったところでしたが、三日目のアントコース(蟻の巣のような複合コース)でもカメラ搭載の日本チームは大苦戦でした。
カメラの有線化は認められましたので、PCとカメラを線で繋ぎ、ロボット操縦者は写真左のようにPCの画面を見ながらロボットを操作し、障害物を越えていきます。 日本チームは、ミニスコットとレスクロ改を使用してアントコースに3回挑戦し、それぞれ3ポイント、2ポイント、3ポイントを獲得しました。
今回の競技は勝ち負け抜きで行われれるエキシビションですので、順位付けはなかったのですが、4チーム中で3位か4位というところでしょうか。しかしながら、部門賞が設けられており、日本チームは、「平行レール渡り」の競技部門でのベストスコアで表彰されました。
大会と表彰式が終わった会場で、日本チームの記念撮影。3つの教育機関の学生・生徒の混成チームでしたが、とても良いチームだったと思います。
大会が終わって、7/4(月)はRoboCup International Symposium2016が開催され、Raymond Sheh先生のRapidly Manufactured Robot league というセッションの中で、日本チームの取り組みというテーマで、我々のチームの紹介をさせていただきました。
下は、プレゼンテーションで紹介した写真の中の一枚です。日本チームは時差の影響や、ホテルに帰っても明け方までロボットの調整やPCへのソフトのインストールで大変疲れ果て、お昼休みはこんな状態に(会場は大うけ)。
このロボカップ2016世界大会の結果は、帰国後、松田学長に早速報告しました。また、この部門賞の賞状は、工学部新棟1Fスマートシステム学科のゼミ室前の廊下に飾ってありますので、機会がありましたら、ご覧になってください。
さて、今回のRoboCup2016世界大会、結果としては部門賞を一つ受賞できました。総合コースの結果は芳しくなかったのですが、他国のロボット製作の技術やノウハウを見ることができ、非常に有意義なものでした。
国際学会とは違って、ロボット競技は3日間夕方過ぎまで作業をしますので、とても密度の濃い時間を過ごすことができました。大会会場とホテルの往復でしたが、移動中に、RoboCupのポスターや垂幕を多く目にしました。ライプツィヒ市をあげて歓迎していたのがとても嬉しかったです。
支えてくれた方々、協力してくれた方々、応援してくれた皆様に感謝の意を示したいと思います。
最後に、ライプツィヒの街角でのRoboCup大会の看板コレクションをご覧ください。
学長から一言:花見堂君、よく頑張りましたね。。。「平行レール渡り」という、パワーよりもむしろ繊細な技術を必要とする部門での優秀賞、いかにも日本の学生チームらしくていいですねッ! 指導の伍賀准教授もお疲れ様!!!