2016/07/15

井伏文学の魅力を「声の力」で-人間文化学科・7/17オープンキャンパス予告

人間文化学科のSです。こんにちは。

学科ではここ最近オープンキャンパスの他、学科の行事が続いております。

 ・7/2オープンキャンパスの模様

社会人話し方講座(2016)

そして、明後日17日のオープンキャンパスでは模擬授業にて「井伏鱒二の小説を朗読で読む」を行います。その内容は以下の通り。

「朽助のゐる谷間」
は、加茂町の山奥に昭和の初めに農業用ため池が出来たときのことを描いたドラマです。その池の底に家が沈んでしまう老人とその孫娘、老人に育てられた青年が主人公です。池の底に沈む家を見る老人は?そばに立つ孫娘は?二人を見守る青年は?3人のドラマを、朗読を交えながら読み解きます。

昨年度の活動チラシ(ここでも同作品を扱いました)
 朗読を担当するのは、学科が誇る(?)人間文化学科朗読愛好会。これまでも、ルクシアタ 灯りの朗読ライブ昨年度のオープンキャンパス(模擬授業「ジンブン的『西遊記』の遊び方」)にて活動を行っています。
ルクシアタ 灯りの朗読ライブにて
「文学作品を読む」というと、本を手にとって黙々と読む、または声に出して読む(授業でよくある)といったイメージが思い浮かばれますが、「朗読」というのはただ淡々と読むこととは違います。作品の登場人物にいわば「なりきって」、その人物の気持ちを「声」に乗せて聞き手に伝える、とても奥の深いものです。 

「声の力」で作品を聴かせるその道のプロと言えば、映画やアニメの声優さんですよね。朗読愛好会が誇る美声の持ち主3名も、井伏鱒二の作品世界をみなさんにお伝えするべく、声優になったつもりで(?)日々練習を重ねています。

興味のある方は17日のオープンキャンパスに是非いらしてください。朗読愛好会のすばらしさを一人でも多くの方に知ってほしいと思います(Sは彼らの活動を目の前で見てファンになってしまいました)。当日は、毎回人気のコーナー・在学生による「学生生活紹介」もあります。


学長から一言:なんだか面白そうですねッ。。。これも本学が全学的に進めているアクティブラーニングの一つでしょう。。。お楽しみに!!!