2017/09/07

啓文社新浜店に選書棚を設置(メディア・映像学科教員らの活動)!

こんにちは。学長室ブログメンバーのメディア・映像学科の阿部です。中国新聞9月7日付の地域版に、私も一緒になって尾道地域で展開している選書棚のプロジェクトについて紹介していただきましたので、こちらでも紹介させてください。


7月中旬あたりから、啓文社新浜店の一角にこのような本棚が出現していたことに気づいた方はおられるでしょうか?  この棚は、私が編集長を務める「AIRzine編集室」のメンバーでつくっている選書棚で、棚自体も自分たちで自作しています。


AIR zine」は、尾道でアーティストインレジデンスというアート活動をドキュメントすることや、日々消えてなくなってしまいそうなことを好きなように書き留める媒体として、尾道に住む美術家、学芸員、空き家再生家、デザイナー、研究者といったメンバーで2013年から作っている紙冊子です。(zine(ジン)=同人誌という風に伝えるとわかりやすいかもしれません。大手の流通を介さない媒体のことをzineと呼びます。)こういったzineの集まる国内外のマーケットに出すなどの活動もしています。

この「AIR zine」を啓文社に置きましょうとお声がけいただき、それだったら自分たちのオススメの本と一緒に棚自体をデザインできれば…と話が進み、実現したのがこちらの選書棚でした。


選書した150冊ほどの本をよい塩梅で置くために、空き家から出てきた廃材を利用して、新浜店の裏にて棚を自作し(店長さんにも手伝っていただきました!)、


このように店内に設置。


テーマごとに棚を分けて本を並べました。どんな人たちがつくっている棚なのかがわかるバナーも設置しています。


ただ本を並べるだけではおもしろくないかと思い、棚の本を紹介する書評zineも制作し、


棚のなかにぶら下げています。こちらはフリーペーパーですので、見かけた際はぜひ持っていってくださいね。もう少ししたら、棚の本も少し変化させ、フリーペーパーも2号が出ることになっています。「ほしい本を買いに行く」本屋とは一風変わった経験ができる棚になっていると思いますので、啓文社新浜店にお立ち寄りの際には、ぜひこの棚をチェックしてみてください!

そして、手前味噌でありますが、、、zineの集まる国内外のイベントの動きについてまとめた論考の入った書籍がこの9月に勁草書房から刊行されます。こちらもご笑覧いただけますと幸いです。私は6章を担当しています。
■『現代メディア・イベント論―パブリック・ビューイングからゲーム実況まで』(飯田豊・立石祥子 編著、勁草書房、2017)


学長から一言:メディア・映像学科の阿部先生、面白い活躍ですね~~ぜひ学生も巻き込んでほしいですねッ!