2017/09/22

人間文化学科の「文化企画実習」とその成果~人文フェスタ2017の「地域創生」~

学長室ブログメンバー、人間文化学科のSです。こんにちは。

今回は、人間文化学科の目玉授業「文化企画実習(Ⅰ・Ⅱ)」人文フェスタについてお伝えします。

この授業は少し変わっています。 1年次後期に「文化企画実習Ⅰ」、2年次前期に「文化企画実習Ⅱ」と、学年をまたいで履修するのです。この1年間にじっくりとあることを「企画」「運営」するという、壮大な?プログラムなのです。

では、今年の文化企画実習では、どのような「企画」がなされたのでしょうか。以下、青木教授からの報告です。
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人文フェスタ2017 ふるさとの宝ものを活かした福山市観光活性化企画プレゼンテーション~大学生からの提案~

福山市は、築城400年の記念の年に向けて、本年9月1日にその基本方針をホームページにアップしました。現在、市内で種々にその企画が進行中です。

そのような中で、今年も人間文化学科の目玉授業「文化企画実習」の成果、「人文フェスタ2017」が実施されました。これは大学生の視点から福山市活性化のための企画を提案するもので、1年次後期から2年次前期にかけて企画、準備をし、その企画を一般の人々に発表するものです。


 日時 7月15日(土)13:00~16:00
 場所 エフピコRIM7F 福山市ものづくり交流館 セミナールーム


 今年は、次の3つの企画が提案されました。

学生グループA班 「よみがえれ福山!! 空きビル活性法!!」

 こうもりを取り入れたデザインのカフェや、働く女性のための託児所などの提案。


学生グループB班 「義手・義足 そこから始まる未来」

 福山市所在の義手・義足製造所が中心となって、中国地方の同様の製造所と連携しながら義手・義足の展示会と障害者とのふれあいのイベントを企画し、東京パラリンピックの開催を前に、障害者との交流を図ろうというもの。


学生グループC班 「プロジェクションマッピング」


 福山城でのプロジェクションマッピングを企画して、福山駅周辺のにぎわいにつなげようという企画。


 これら学生の企画に加えて、以下の講演や発表、プレゼンテーションがありました。

基調講演 講師 福山ばら会会長 石井稔氏「ばら花壇見学バスツアーの誕生と未来」  

青木ゼミ報告 「フィールドワークから地域活性化への提言へ
神辺観光化提案のためのフリーペーパー作成まで」

ゲストプレゼンテーション 講師 RICHO JAPAN 地域創生グループ 岸良慎治氏
                                            「OA技術と地域創生」


参加者には、福山市役所まちづくり推進課、経済環境部、協働のまちづくり課、観光課、曙公民館主事、ボランティア団体「里知里山活性化・薪割り隊」の方々、また一般の方々の参加もありました。

若い学生たちのアイディアが求められていること、また大学の文化・歴史研究の成果が求められていることを痛感しました。そして、今後の授業成果の発展に向けて決意を新たにしました。
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この9月から始まる次の「文化企画実習Ⅰ」では、現在の1年生にバトンが渡されます。今年の1年生もなかなか頼もしいです。来年の人文フェスタも期待できそうです!


学長から一言:私も福山城築城400年記念事業実行委員会の委員なんですが、人間文化学科の文化企画実習の受講生の皆さん、いいアイデアがまとまったら、ぜひ教えてくださいねッ!期待していま~す!!!