情報工学科3年生の瀬尾航平君が、昨年10月に行われた平成27年秋期の応用情報技術者試験に合格しました! ので、その報告です。
合格証書を持って記念撮影です
経済産業省が行う国家試験の一つに情報処理技術者試験があるのですが、これは情報処理技術者としての知識や技術を有していることを国が認定する国家試験として、広く利用されています。情報処理技術者試験には10を超える試験区分があり、学生が取得できるものは「ITパスポート試験」、「基本情報技術者試験」、「応用情報技術者試験」があります(それ以外は実務経験がないと合格は困難)。ITパス-->基本情報-->応用情報の順で難易度が上がっていくのですが、大学生で応用情報技術者試験に合格するのは情報系の学生でも難しい内容となっています。ITパスの合格率は約50%でまじめに勉強すれば比較的容易に合格できます。基本情報になると難易度が上がり、合格率は25%ほどになってしまいます。応用情報では合格率は20%をちょっと超えるくらいで、合格率だけを見ると基本情報とそれほど変わらないような気がします。しかし、基本情報と応用情報では、受験者のレベルが異なります。ある調査によると、基本情報は主に学生や仕事でプログラミングなどに従事して間もない社会人の受験者が多いそうですが、応用情報は受験者の半分以上は基本情報の合格者で、さらに実務経験豊富な中堅のシステムエンジニアやプログラマーが多いそうです。このように分母の質に大きな差があり、応用情報の合格の難しさを示しています。
また、就職活動の選考面接で「応用情報技術者試験に合格しています」と伝えると、その時点から面接官が前のめりになって話を聞いてくれる、それくらいの威力のある(?)資格なのです。
情報工学科では、情報処理技術者試験の受験対策も行っており、資格取得を支援・促進しています。これからも合格者が1人でも増えるように、我々教員もがんばって指導しないといけないですね!
学長から一言:瀬尾航平君、応用情報技術者試験に合格、おめでとう!!!よく頑張りましたね。。。こみ上げるうれしさをぐっとこらえた写真の顔が「す・て・き」