今回は、人間文化学科が主催している「友だちにすすめたい本」コンクール表彰式の模様についてお伝えします。以下、脇講師からの報告です。
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先日、宮地茂記念館にて、第8回「友だちにすすめたい本」コンクール表彰式が行われました。今回で8回目を迎えたこのコンクール。応募作品は約500篇(10校)と少々減りましたが、継続的にご応募いただいている高校もあり嬉しい限りです。教育現場の「読む」「書く」ことに微力ながら貢献できているのでは、と自負しております。
当日は午後1時より開始。開会の挨拶のあと、早速表彰です。入賞者全員に賞状と副賞(図書カード)が贈られます。
最優秀賞の渡辺亜友さん(広島県立賀茂北高等学校1年)にはトロフィーも贈呈。彼女が選んだ『雨のようにやさしく』(きのゆり著)は1976年発行の詩集です。審査員の光原百合先生(尾道市立大学教授)は、かつて読者だったとのことで「懐かしい」とおっしゃっていました。
実は、この『雨のようにやさしく』を含めて、何冊かの本が絶版等の理由で非常に手に入れにくい状況になっています。にもかかわらず、高校生がなぜ手にできたのか。審査員の青木美保先生(本学教授)も、講評の際に不思議だとおっしゃっていました。たしかに毎回「高校生がなぜこの本を?」という選書がチラホラあるのです。もしかしたら、高校や地域の図書館で出会ったのかもしれません。あるいは、親御さんの本だったのかもしれません。いずれにしても、本という存在の意義と魅力を感じさせます。
表彰の後は、審査委員長である丹藤浩二先生(本学客員教授)から全体と個別の講評をいただきました。引き続いて、岩崎文人先生(ふくやま文学館館長)、光原百合先生、青木美保先生にもご講評いただきました。ついつい聞き入ってしまって・・・写真がありません・・・すみません。
丹藤先生から講評をいただきます |
岩崎先生からも |
※ 別バージョン写真(小さいですが)、最優秀賞作品、全14作品の講評を掲載しています。
来年も多くのご応募をお待ちしております。
後日、学科HPにて、次回応募の参考にしていただくための「全体講評」も掲載します。
学長から一言:以前何回か、私もこのコンクールの審査員をしましたよッ。。。本好きの高校生の皆さんの文章に触れると、私もリフレッシュしたものです。。。それに、活字世代は、このようなコンクールの存在がうれしい!!!