2017/11/18

新たなグローバル人材育成プログラム「ニュージーランド経済とビジネスイングリッシュ」(経済学部)


こんにちは、経済学部の学長室ブログメンバーの藤本浩由です。

国際経済学科の萩野教授より、広島県東部3大学連携による新しいグローバル人材育成プログラムについての紹介です。

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福山大学経済学部教授の萩野です。11月18日(土)から、福山駅前にある福山大学宮地茂記念館で、「ニュージーランド経済とビジネスイングリッシュ」の教育プログラムが始まりますので、お知らせします。これは、来年2月にかけて、土曜日の午前中に講義を行い、ニュージーランドにおけるビジネスを学ぶと共に、英語力を引き上げて、2月17日から2週間、ニュージーランドに研修旅行に出かけようというものです。



このプログラムは、幸いにも、平成29年度大学連携による新たな教育プログラム開発・実施事業として、広島県から認定されましたので、同県の補助により、講義は無料で受けることができ、研修旅行も実費の半額ほどで済む、といった大変お得なプログラムになっています。

このプログラム全体の目標は、備後地域における「グローバル人材育成」を行うことです。でも、グローバル人材って、何でしょうかね。海外に進出している企業の方などにうかがうと、よく「チャレンジ精神のある人だ」との回答をもらいます。確かに、グローバル人材と言うからには、全然知らない場所に行って、外国の方と働く訳で、どんな苦労が待っているか分かりません。そんな時、いちいち気落ちしていたら、どうにもなりません。転んでもただでは起きない、という気構えが必要ですね。

今回、何にチャレンジするか。それは、農林水産業です。でも、実際に田植えをしたり、牛から乳を搾ったりするスキルを学ぶ訳ではありません。農林水産業に関わるビジネスを学んでいくのです。皆さん、日々の生活で、どんなことにお金を使いますか?  家電製品や車なんて、1回買えば終わりですよね。むしろ、服、食べ物、家賃、ではないですか? つまり、私たちは、毎日、衣食住にお金を払っていて、相当なビジネスになっている訳です。でも、それが、農林水産業によって成り立っていると気づいたことはありますか?

世界には、農林水産業で国の経済を支えている国があります。それがニュージーランドです。日本の農林水産業やこれに関わるビジネスを振興して行くうえで、特に、瀬戸内の里海や里山を有効に活用して行くうえで、ニュージーランドから学ぶことが大いにあるのではないか、というのが今回のプログラムの問題意識です。農業や水産業では、生産から加工・販売までを一貫して行う「食のバリューチェーン」の取り組みが始まっていますし、林業でも、植林から製材・木造建築にまで繋げていく動きもみられます。しかも、企業は、日本国内だけでなく、ニュージーランドも含め、グローバルに展開し始めています。こうしたことを、実際にビジネスや研究に関わっている方から聞いて、さらに、ニュージーランドで実際に見てやろう。これが、今回の教育プログラムです。それと、ニュージーランドでは、英語を実際に使わなければなりませんので、実戦演習も必要不可欠です。

下記が、今回の教育プログラムの講義日程です。研修旅行は、講義に出席することが参加条件です。一方、研修旅行に行かなくても、講義だけの参加もできますので、学生の方も社会人の方も、土曜日の午前中、知的刺激を受けに、福山大学宮地茂記念館まで足を運んでください。オンラインでの申し込みはこちらで、お待ちしています。





学長から一言:農林水産業の担い手がほとんど個人でしかも高齢化が進んでいる日本の現状にあって、農業等をビジネスの観点から捉え直すというのは、私たちに必須ですねッ!素晴らしい学びになりそうです!多くの学生や社会人の方の参加をお待ちしていま~す!!!