2017/01/27

第9回図書館セミナーを実施!

こんにちは。図書館の学長室ブログメンバー、(K)です。今回で9回目となる図書館セミナーを平成29124() 1630〜1730に図書館ラーニングコモンズで開催しました。

今回は薬学部の杉原成美教授が講師を務め、「21世紀の健康戦略『ヘルスプロモーション』と健康寿命」というテーマで行われました。講演には人間文化学部生1名、薬学部生8名、学外者5名と教職員6名の計20の参加がありました。

 講演内容を紹介します。

1.健康とはなに?
誰しも、“病気でなければ健康“と考えますが、「病気と共存しながら不自由なく生きる状態」が健康な状態であるということです。

また、日本人の平均寿命は、明治・大正時代は40歳代、昭和時代は60歳代、現在は80歳代と急激に伸びてきました。今後この超高齢化社会を支えるためには、健康寿命に影響する3大因子(血管・メタボ・認知症)に気をつける必要があり、若い時からの健康に対する意識の持ち方を変えていく必要があるということです。


2.ヘルスプロモーションとしての地域活動
健康に過ごすためには、健康=「病気と共存しながら不自由なく生きる状態」を制度化する手段(自助(セルフケア)・互助(自治会)・共助(社会保険)・公助(福祉))が求められます。
福山市では「フクイク21」という取り組みが行われていて、健康寿命の延伸と食育の推進を目指す取り組みが紹介されました。その中でウオーキングの推進、喫煙者を近づかせないためのイエローグリーンリボン運動、検診受診の向上、適正体重の維持・管理等々の色々な活動を行っていて、この取り組みに本学も参加し各種団体との共催活動がおこなわれているとのことです。

纏めとして、自分で守る健康と地域でささえ合う地域力は健康寿命の延伸力の源であり、この二つが最も重要であるということで締めくくられました。参加者からは、「わかりやすい説明で今後の生活の参考に役立ちました」との声が聞かれました。また、参加された90歳の方からは「もっと長生きできそうな気持になりました。ありがとうございました」とのお言葉をいただきました。雪がチラホラ舞い散る寒い中、ご参加いただき、ありがとうございました。



次回の図書館セミナーは、形を変えて実施することを予定しています。内容等決定しだい、お知らせしますので、次回も奮ってご参加ください。


学長から一言:後期高齢者の私としては、「なるほど、なるほど」と頷くことばかり。。。ちなみに私の健康と共存している病気は、「目が悪い」「口が悪い」。。。