2017/01/18

大学院人間科学研究科の授業~ゼノ少年牧場の見学~

こんにちは。学長室ブログメンバー、心理学科宮崎です。

本日は、心理学科の筒井助手大学院人間科学研究科の授業の様子を紹介していただきます。

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2016年12月12日(月)、大学院人間科学研究科の授業(実習)の一環で、社会福祉法人「ゼノ」少年牧場へ施設見学に行ってきました。ゼノ少年牧場には心理学科の卒業生も就職しており、ゼノ少年牧場の職員が現在心理臨床学専攻で社会人院生として学んでいます。心理学を学ぶ学生が福祉の現場を知っておくことはとても重要と考え、昨年度からゼノ少年牧場での見学実習を行っています。今回の見学には、心理臨床学専攻の大学院生5名に加え、心理学科の学生4名も参加しました。

ゼノ少年牧場は知的障害児施設として設立され、現在では障害児入所施設、障害者支援施設、児童発達支援センター、保育所、グループホームなど70余りの福祉サービスを提供しています。今回は、その中の3か所の施設を見学させていただきました。

まず、多機能型事業所である「ゆめの木・わかば」に伺いました。ゆめの木・わかばでは、就労移行支援、就労継続支援事業B型、生活介護事業が行われています。
就労支援では、利用者の特性や希望(働いてお金を稼ぎたい、楽しく働きたいなど)に応じて働く部門が設けられています。設立当初は1種類の仕事しかなかったそうですが、現在では40種類の仕事(雑巾づくり、宅配便、清掃など)に増え、利用者がローテーションを組みながら仕事に取り組んでいるそうです。

(ゆめの木・わかばパンフレットより一部抜粋)

次に、児童発達支援センター、相談・療育支援事業所である「ゼノこばと園」に伺いました。ゼノこばと園では、相談支援事業、療育支援事業が行われています。今回は、個別支援の様子や、グループ活動の様子を邪魔にならないよう周囲から見学させていただくことができました。子どもたちはクリスマスに向けての制作や、クリスマス会を行っており、とても楽しそうでした。

(「ゼノ」こばと園パンフレットより一部抜粋)

最後に、障害児入所施設である「ゼノやまびこ学園」に伺い、法人全体の説明をしていただきました。川元園長からは、虐待による施設入所が増加していること、特に保護者間のDVを目の当たりにする「心理的虐待」が増加しているというお話を伺いました。学生たちはとても真剣に耳を傾け、いろいろなことを考えている様子でした。

(「ゼノ」少年牧場 法人要覧より一部抜粋)

その後、「ゼノやまびこ学園」内を見学させていただきました。子どもたちは、見慣れない大人たち(本学学生と教員)にとても興味津々で、喜んでいる子もいれば、びっくりしてしまう子、無関心な子もいてさまざまでした。最後には、「ばいばーい!」と手を振ってくれた子どもたちの笑顔がとても印象的でした。

見学に参加した学生たちは、福祉施設の現状を目の当たりにして、様々な刺激を受けることができたと思います。今後の進路選択、卒業論文の研究テーマ選択に役立ててもらえたらうれしいです。

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学長から一言:福祉の現場を幅広く垣間見ることが出来て、なかなか有意義な施設見学でしたねッ!事前・事後学修、とりわけ事後の内省(reflection)をしっかり行って、学修効果を高めましょう!