2016/06/30

高校教員と大学教員が授業について一緒に考える!

大学教育センターの学長室ブログ担当のT&Wです。今回は、恒例の授業研究と新たな高大連携の取り組みについて紹介します。

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福山大学では大学教育センターが中心となり、授業改革の一環として「授業研究」というFD研修を行っています(過去のようすはこちら)。

授業研究では、教員がお互いの授業を公開し、授業検討会を行います。異なる科目の教員が交流する中で、それぞれが自らの授業における課題をフィードバックします。一昨年度から、年間4回ほどこれを繰り返し、学修者の実態に関する認識を共有しつつ、授業改善の必要性を共有するように心がけてきました。

さて、先日行った授業研究では、劉国彬准教授の中国語Ⅰが取り上げられましたが、今回は初めての取り組みとして、県立戸手高等学校で中国語を教えておられる先生にも参加してもらいました。同校の校長先生の理解のもと、高等学校と大学の連携(高大連携)が実現したのです。


参加者は6月27日(月)2限に、中国語会話の学習を細やかに組織化した劉准教授の授業を見学し、続けて12時10分からの昼休みを利用して検討会を行いました。

検討会では、大学教員と高等学校教員が垣根を越えて、初習外国語の授業の成果や課題、さらには授業技術について積極的な話し合いを行いました。


これにより、「授業研究」の取り組みが、学内にとどまらず「高大連携」として位置付けられ、もう一つ新しいステージに進んだことになります。

教える者と学ぶ者の視点を重ねながら、中等教育と高等教育が共に授業改善について見つめることはきわめて重要です。これから、大学の教員が高等学校に出向き、学習することもあるでしょう。

様々な可能性を秘める「高大連携」の新たな試みが、福山大学で始まっています。


学長から一言:高大連携というと、とかく大学入試がらみになりがちですが。。。子ども達を育てる、育つのを支援するという共通目標を持って、授業力を高めるべく高校教員と大学教員が研鑽し合う。。。いいですね~!!!