こんにちは,情報工学科の学長室プログメンバ-の池岡です.
工学部の学科横断型教育「みらい工学プロジェクト」において,情報工学科では三つのプロジェクトを受け持っています.今回はその内の一つ「ゲーム制作によるソフトウェア開発工程体験」について紹介したいと思います.
本プロジェクトでは学生が大好きなゲーム作りを通して,ソフトウェアの開発工程を学びます.予定では,まずゲームソフトウェア制作の技術習得に努め,その後グループに分かれてオリジナルゲームを制作することになっています.つまり,チームメンバと協同でゲーム企画を練り上げ,想像力を働かせてオリジナルゲームを制作し,発表することが最終目標になります.
ただし,ゲームプログラミングは非常に高度な技術が必要とされる分野です.しかもこの授業を履修する学生は1年生であり,また情報工学科以外の学生も多く参加していることから,ソフトウェア開発の経験がまったくないことを前提にプロジェクトを進める必要があります.
しかし,この難プロジェクトには素晴らしい助っ人たちがいます.工学部の「プログラミング道場」所属の学生たちです.
道場生
彼ら道場生は,学生ならではの視点で各回のテーマに応じた演習課題を用意してくれます.さらには課題の解説までしてくれます.彼らが用意してくれたテーマの一部を紹介すると,「ゲームシーンの生成」「物理演算エンジン」「パーティクルシステム」「ネットワークを使った同期処理」「キャラクタデザイン」「アニメーション」など非常に多岐にわたります.
ゲームシーンの作成
キャラクタデザイン
加えて,道場生と教員がアシスタントとなって、行き詰っている1年生のサポートを行います.テーマによっては非常に難しい回もあり,1年生が容易に理解できるものばかりではありません.
しかし,百戦錬磨のプログラミング道場の学生の手にかかれば、1年生がぶつかっているトラブルもサクッと解決してしまいます.逆に余裕のある1年生にはさらにレベルの高いテクニックを伝授していきます.
しかし,百戦錬磨のプログラミング道場の学生の手にかかれば、1年生がぶつかっているトラブルもサクッと解決してしまいます.逆に余裕のある1年生にはさらにレベルの高いテクニックを伝授していきます.
本プロジェクトに助っ人として参加してくれた道場生の多くは新3年生です.彼らが残り2年間でどれだけ成長するのかが非常に楽しみです.
なお余談になりますが,4月に実施された国家試験「基本情報技術者試験」に合格した学生は7名おりましたが,そのうち3名はプログラミング道場の学生でした.詳細については別の記事で報告させていただきました.
学長から一言:上級生と新1年生のいい協力関係が、どちらの技術の進歩にも、どちらの人間性の涵養にも役だって、すばらしい「みらい工学プロジェクト」になっていますね!!どんな成果が生まれてくるか、楽しみ!!!
学長から一言:上級生と新1年生のいい協力関係が、どちらの技術の進歩にも、どちらの人間性の涵養にも役だって、すばらしい「みらい工学プロジェクト」になっていますね!!どんな成果が生まれてくるか、楽しみ!!!