今回は私のゼミ活動についてご報告します。
私のゼミでは、プロスポーツ球団のマネジメントやスポーツによるまちづくりを中心に研究していますが、私は教室の中だけでなく、実際に現場に足を運ぶことも重要だと考えています。
そこで、昨年度と同様に、今年度もマツダスタジアムのフィールドワークを実施しました。
皆さんもご存知のように、現在首位に立つ広島東洋カープですが、観客動員数も好調です! 昨年度は211万人という過去最高の観客動員数を記録しましたが、今年も例年並みの観客動員数を誇っています。
また、スタジアム周辺も含めた経済効果も見逃せません。ゼミ生は、その仕掛けをスタジアムの各所から学び、普段は入ることができない場所も見学できました。
さらにグッズの売り上げも好調です。ゼミ生はグッズショップで、地元企業とのコラボレーション商品などを実際に見て、楽しみながら学ぶことができました。
次に私が研究している「まちなかスタジアム」に関連して、旧広島市民球場跡地の見学を行いました。
現在、サンフレッチェ広島の本拠地建設問題の議論が様々なところで行われています。その候補地の一つである旧広島市民球場跡地について、周辺の状況なども探索しました。
繁華街や主要駅近くにスタジアムを建設する意義などを説明し、行政関係者にもインタビューを行うことができました。ゼミ生も実際の現場を肌で感じることができて、いい経験になったと思います。
この研究を進めている私自身としては、先進的なアメリカ、ヨーロッパ、他都市の事例について、学生たちにもっと伝えることができればと考えています。
次に、6月26日に行われた「スポGOMI in 福山大会」に参加してきました。スポーツイベントとスポーツボランティアについて学ぶことが目的です。
この大会は、環境奉仕活動のゴミ拾いをスポーツ・競技として普及させるため、日本スポーツGOMI拾い連盟が2008年から開催している取り組みです。
ルールとしては、3~5名で1つのチームを組み、時間内に決められた区域のゴミを拾い、ゴミの重量を競うものです。(分別もしっかり行います)
「ゴミ拾いはスポーツだ」を合言葉に、アイネスフクヤマをスタート!
ゼミ生は真剣かつ、楽しみながら福山駅周辺のゴミ拾いを行いました。チームには、しっかりと審判の方が着き、不正はできません。笑
非常に多くのゴミを拾いましたが、今回は残念ながら、入賞することはできませんでした。しかし、楽しみながら社会貢献ができる取り組みは素晴らしいと思いました。
2020年の東京オリンピック開催までに、このような一工夫あるスポーツイベントや、ボランティアの取り組みや仕組みについて、学生を含めた若者からも発信できると、一味違った意味でのオリンピック開催効果が生まれるのではないでしょうか。
それらを踏まえて、藤本ゼミでは、積極的に色々な研究や活動を行っていきたいと思います!
学長から一言:表舞台のスポーツの裏には、それを支える様々なマネジメントやボランティア活動があり。。。学生たちの、スポーツを見る目もだんだん複眼的になってきますねッ!!