2016/04/19

子育てステーションの活動報告

こんにちは。学長室ブログメンバー心理学科宮崎です。

今日は、心理学科の赤澤淳子教授から、平成27年度の子育てステーションの活動報告です。

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4月18日に、心理学科 発達心理学研究室の4年生と一緒に学長室を訪問し、松田学長に昨年度の子育てステーションの活動を報告しました。

心理学科では、子育て支援に関する様々な活動を行うために、平成19年度から宮地茂記念館で『ママ友づくり』、『異世代交流プログラム』などの地域に開かれた子育て支援を行っています。この活動には、つくし保育園の協力を頂いております。

さて、平成27年度は同研究室の学生も参加して、乳幼児が親とともに自由かつ安全に遊べる空間「子ども遊び広場」作りに取り組みました。そして、延べ45名の乳幼児と33名の保護者が参加してくれました。

また、(公財)ひろしまこども夢財団から「こども夢基金」の助成を受け、「子ども遊び広場」の9回の活動に関するリーフレット形式の報告書を作成しました。

藤井啓輔君は、同助成金への申請の際に代表を務めました。彼は「代表を務め、外部機関とのやり取りや書類作りについて学ぶことが出来た。これらの対応スキルは、卒業後にも役立てることができる。」と報告しました。

(報告書の説明をする藤井君)

松田るみさんは、「さまざまな年齢の子どもや親子が参加されるので、個々に合わせた対応の仕方を考えるようになり、対応スキルが身につきました。」と報告しました。

福山大学では、理論と実践をつなげる「知行合一の教育」を理念として掲げていますが、このような実践活動により、学生達は「社会人基礎力」ともいえるような力を確実に身につけたようです。

また、横山真璃さんは、「これまでの日常生活では接することがなかった乳幼児やその親御さんと接する機会を得て、子どもの発達や子どもへの接し方について学ぶことが出来た。」と報告しました。

近年の少子化により、親になるまでにほとんど乳幼児との接触がなかったという人も増えています。学生にとって、子育てステーションは異年齢の方々と出会える場所になっており、将来親となった時のロールモデルとの出会いの場にもなっているようです。

また、子育てステーションには、0歳児か6歳児までと幅広い年齢層の子どもが参加しているので、子ども達にとっても、自身のきょうだいだけでなく、異年齢の子ども達と接することができる場となっています。

学生たちは学長室を訪問するのは初めてでしたので、部屋に入る前は大変緊張していましたが、松田先生の笑顔と優しい対応に、いつのまにか緊張も和らいでおりました。このように学生が自分達の活動を学長に報告し、激励してもらえるというのも、福山大学の良さではないでしょうか。


手にしているのが、活動報告のリーフレット
    
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学長から一言:宮地茂記念館の子育てステーション、心理学科の学生の地域連携・社会連携の場として、なかなかいい活動の場になっていますねッ!!!学生の成長を目にするのは、本当にうれしいことです!!!